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トマトさんから質問をいただいた。
>女性と子供、これら子供を作る男性は逃げた方がよい。 いったいどこに逃げればいいのでしょうか? 11月15日に時事通信社が報じたアメリカ科学アカデミーの紀要に掲載された地図が参考になる。 ![]() 「この地図は地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。 セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。 地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。 ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。」 3月中旬には今回の事故で最大の放射能が関東にも降り注いでいるがこの最大の放出がこの地図には反映されていないことに注意が必要だ。 りそな総合研究所(11月8日)によると、東京圏から九州への人口流出が止まらないという。 ![]() 年齢別に見ると0歳児から9歳児およびその保護者と見られる30代の九州への転入が多い。適切な判断だと思う。 私も震災発生3日後の3月14日に、このブログで「福島原発周辺ではチェルノブイリを上回る放射能汚染 東北の方は西日本へ逃げてください」という記事を書いた。 昨日紹介した医師の見解でも「1F(福島第一)は、チェルノブイリと異なり、β線源が極めて多いので、危険度は、チェルノブイリの比ではありません。 チェルノブイリの被害者を診察し聞きいた話より、症状の進行がずっと早く、組織破壊性が明瞭です。一つの証拠は、15%以上増えたと考えられる膀胱炎です。・・・」などとのべている。 当時はずいぶん否定的な書き込みもいただいたが、政府の「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」よりよほど適切な記事だったと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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