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日々精進なり  <武蔵野東ラグビー部>

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2007年11月07日
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カテゴリ:昔話
何やら最近は振り返る余裕すらない日々。

ブログの更新もすすまない。

と、そんな日々の中でも先日、UDONという映画を見る機会があった。

(楽天レンタルに入会してみて、宅配レンタルを体験したかったから、、やってみた!)


内容は、、ユースケサンタマリアが主演

父親のうどん製麺所の仕事に悪態をついて出て行く若い長男が、

アメリカに渡ってコメディアンを夢見るが、夢やぶれて借金を抱えて実家の香川県に帰る。

出版関連のアルバイトまがいの仕事から、うどんブームの火付け役となる。

そこから、ようやくうどんの良さに気がつき父親に心境の変化を伝えようとしたら、父親他界。

父の思いと自分の愚かさに気がつき、うどん製麺所を、、、という話し。

何故だか、私はその映画を見ながら号泣。

しゃくりあげて、涙があふれ出し声をあげて泣いた。

あまりに泣いたので、トイレに入って嗚咽。

実は昔々、、、同じような出来事が私にもあったから。

自分の将来に関して話しをした際に、いつものように口論になり、つい父に床屋の仕事について

小馬鹿にしたような口をきいた。

「1時間も立ち仕事をして、3000円4000円で頭さげるような仕事、馬鹿馬鹿しくって、、」

親父は激怒して私を殴りつけた。

「お前はその仕事でここまで育てられたんじゃないのか!!」

もうその台詞でノックアウトだった。

既に頭の中はグルグル回り、自分の愚かさと父親の意地は充分理解していた。

追い打ちをかけるように、

「修業から店を持つまで、お前みたいな若造の世間知らずに、とやかく言われる筋合いはない!!」

「一生懸命働いてお客様からお金をもらう。これがお前に、、」

話しの後半は憶えていない。


それから、何回も謝ろうとした。

いつか、何かの機会に心から謝罪をしたかった。

しかし、そのうち父親は病弱になり入退院を繰り返した。

病床に横たわり、人工呼吸器に生かされているような状態になると、

その時の記憶が鮮明に頭に浮かんだ。

「回復したら、絶対に謝ろう」

思うのだが、実際に回復するとお互い悪態をつきながらの喧嘩話になってしまっていた。

最期の時もそう思った。

「絶対に、絶対に。今度こそ、親父と話せる日が来たら謝ろう」

心に誓っていた。


しかし、亡くなった。


今でも時々そのことを思い出していた。

そして、自分の愚かさに涙があふれ出ることもある。

だから、この映画を見て、全てが重なって涙が止まらなくなった。

愚かな自分ができるのは、そんな経験から両親を敬うことを生徒に教えること。

仕事の素晴らしさと、判断の基準を教えること。

そして、愚かだと気がついたら正すことを説くこと。

振り返ることも必要だけど、後ろ向きでは前に進むのは困難。

振り返るというのは文字通り、前を向いているからこそ振り返るということ。

後ろばっかり見ていると、前がみえなくて躓くのだろう。

人生難しいです。

床屋も教師も難しい。


ですよね。

お父さん。


UDON スタンダード・エディション/ユースケ・サンタマリア[DVD]







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最終更新日  2007年11月08日 16時22分34秒
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