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テーマ:甚大災害に思う(71)
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白竜から東側に向かうとJR釜石駅があり、海に近くなる。
釜石駅の横には川が流れており、湾へ直接流れ込んでいる。 想像はしていた。 ある程度。 津波は海側の町をのみ込んで、川を逆流した。 言葉では聞いていたし理解もできていた。 ある程度。 津波は濁流となり、家々や車をいとも簡単に流した。 それも映像で見たことがある。 メディアを通して。 しかし眼前に広がるその景色は想像を絶していた。 我々はあまりの状況を飲み込めなくなり言葉を失った。 車を沿道に止めてシャッターを切るのだが、それぞれ言葉がなかった。 それは、違和感。 今まで体験し理解していたものが打ち壊され、現実の凄惨さ自然災害の凄まじさを しっかりと理解するにはあまりに時間がかかったのだろう。 その違和感は今となっても消えないものだ。 果たして、この自動車の持ち主は。 果たして、この家の住人は。 果たして、これがどれだけの時間をかけて復興。 そんなまともな考えすら浮かばない状況だった。 「この先からは、、」そう海からの距離と高低差。これが明暗を分けることになったのだ。 そして、その明暗は更なる違和感に繋がっていく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月30日 17時41分01秒
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