ブクロをやってて困ったことに、NPCがなかなか表示されないというのがあります。まあ早い話、マシンパワーが足りなくて描画が追いついてないんですけど、最近それがずいぶん気になるようになってきました。せっかくゲームの体験版とか落としてきてもまともに動かなかったり、へたをすると個人製作のフリーゲームですら若干支障が出る始末。ということで思い切ってグラフィックボードを増設することにしました。調達してきたのはこいつ。（貼っといてなんですが写真用です）
GV-NX86T256H-ZL NVIDIA
パッケージを開けて現物を見た瞬間そのファンの大きさ……と言うか厚さに仰天。これ２スロット占有だったのですね。まあ隣のスロットは空いてるのでいいかと思ったらちょっとまずいことになってました。今使ってるPCはDELLのDimension E521なのですが、このマザーボードが独自のもので、通常下向きにセットするボード類を上に向けてセットするようになってるのです。そしてセットすべきPCI Express x16スロットは一番上。隣のスロットをふさがない代わりに、マザー側のファンやらヒートシンクやらに干渉するおそれが出てきたのです。
この時点で返品も考えましたが、まあすでに開けていますし、この際駄目もとでつけてみることに。恐る恐るボードを所定の位置まで持っていきますが、やはりその特徴的な放熱板があちこち引っかかります。しかしぎりぎりですがどうにかセットすることに成功！ ちゃんとファンも回せます。
こうなればあとは実際に動かしてみるのみです。ちょうど予備の液晶モニターがあったので、マルチモニタにも挑戦。各種ケーブルをつないで起動……なぜか出力２につないだはずの予備モニタがプライマリになったりしましたが、どうやらちゃんと動作してるようです。まずは一安心。
さてそれでは早速新しいグラフィックボードの実力を見せてもらいましょう。ブクロ起動。……うーん、なんかアンチエイリアス過剰？ ぼやけたような感じになってるかも。
しかし水面の表現は確かに向上してました。なんでもない景色ですが思わずパチリ。
これがいわゆるバンプマップというものなんですね。以前のオンボードGeForce6150LEでは対応してなかったのか、初めて見たので感激。そういえばMoEにもオプションでバンプマップのON/OFFがあったのを思い出したので、検証してみました。
左がバンプマップOFF、右がON。映り込みがないので、静止画では模様が変わっただけにしか見えませんが、実際には確かに波打ってるように見えます。さらにオプションいじってて気づいたミップマップもついでに検証。
……OFF以外はあんまり変わらない？ 一応右に差分をとってみました。白い部分が同一のピクセルです。Pointとあとの２つとの間にはそれなりに違いがありますが、LinearとAnisotropicとはほとんど変わらないようです。はてさてこれはどういうことなのか……？
なんにせよ、グラフィック能力が大幅にパワーアップしたことは間違いないようです。実際ブクロでもNPCがすんなり表示されるようになりました。しかしこうなると欲が出てくるもので、さらにきれいなグラフィックのゲームがやりたくなってきます。そしてまたパワー不足に陥り……泥沼コース？
