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December 20, 2006
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カテゴリ:教育

私が小学生や中学生のころ、親に言われて一番嫌だった言葉は、

「あんたはやったらできる子なんやで」

だった。

もう嫌で嫌でたまらなかった。この言葉、裏を返せば、「あんたはやってないからできないんや」ということだからである。

言っている親の気持ちが分からないでもない。反抗したりしたら悪いと思って言葉を呑みこみ続けたが、こんな言葉を受験直前の1月や2月に言われたらたまったものではない。母親の「無神経さ」がたまらない時期があったものだ。

だから、塾の先生をやるようになっても、「やればできる」という言い回しは使わないことにしている。どうせ言うなら、「必ずできるようになるぞ」だ。

言いたいことが同じでも子どもを動かせる言葉もあれば、子どもの心をズタズタにする言葉もある。

私は「傷つける」ことなしに教育、つまり子どもを伸ばすことはできないと思っている。人は傷つくことなしには成長などできないからだ。

しかしながら、無神経な言葉で子どもを傷つけることはしてはいけない。どんなに気をつけていても、人は人を傷つける。だからこそ、細心の注意を払っておかなければならない。

身内の甘えがあるから、人は家族に、特に子どもに対して、他人に何か言うときの一瞬の配慮や考慮がないままに無神経なことを言ってしまうことが多い。家族と接するとき、人は「素」のままでいるからだろう。

私も生徒に対してより、息子に対しての方が何倍も無神経だ。でも私は幸いにそれを自覚しているので、注意することができる。

親というのは「査定」や「評価」がないので、時折の「ふりかえり」をしておくことが大切だ。

ちなみに子どもが親に絶対言ってはいけないだろうと思う一言は「俺アホやもん」だと思う。親にしたら「俺が勉強できないのはアホに生んだ親のせいや」と言っているようなものだからだ。

もし息子がそんなセリフを中学生になって言ったら、親の特権で、遠慮なく殴ることにしよう。それは「親の無神経」では決してない。

 






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Last updated  December 20, 2006 11:07:46 AM
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