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☆ 転? いや 展。点から線へ
「ダブリンの子供たちから、何らかの形で被災地へメッセージを届けたい」 Mさんから自分にそう言われたき、いずれにせよ自分一人で日本側を仕切るのは難しい、と考えていました。 手を挙げたものの実はそういったノウハウは持ち合わせていない自分。 でも有難いことに自分の頭にはすぐに二人、連絡をとってみたい顔が浮かんだんです。 一人は、津波で破壊された街並みを前に毎日、マイクで情報を流してくれている某町さいがいエフエムのチーフディレクター。 彼女、Sさんはいつも自分のくだらない投稿を放送で読んでくれたり、彼女個人のニコ生で被災したときの思いを語ってくれたりしてくれていた。 Sさんにさっそく連絡をとってみたところ、 「話はとても興味深いし面白い。ただ、自分もたくさんのものを抱えているので、あくまでラジオDJとしてならかまわない」 もうお一人は「風とロック」関連で知り合った、マイミクのHさん。 彼の人柄、被災地への思い、ボランティア活動の話に前からとても感銘を受けていたので、きっと相談に乗っていただけるだろう、と連絡してみたところ、快く話に参加していただけました。 ダブリンと日本の3つの点が地球規模の巨大なトライアングルを描き出しました。 Hさんから飛び出すアイデアはダブリンと日本の時差を、そして俺の夜勤での昼夜逆転をも破壊し、ぐいぐいと二人を引っ張ってくれます。 何故‥の理由付けだけはできていたものの、いつ誰に何をどこでどうやってお渡しするのか、そんな基礎的なことさえ自分の頭にはなかったのですが、Hさんは一気にそれをまとめあげてくれます。 まずは「何を・・・」を考えました。 現地の学生たちに何をしてもらえるか。 はじめは普通にお手紙を、と考えていたのですが、 「黄色いハンカチにメッセージを書いて送ってもらうのもひとつだよ」 高倉健さんの映画を思い出される方も少なくないかと思います。 もともと「黄色」の意味合いとしては、命を守る大事な色、という形で世界に認識されています。 まだ帰らぬ命に、奪い去られた命に、そして生き残った命に、いろんな使い方で「黄色いハンカチ」の想いが使える、素晴らしいアイデアでした。 一つの壁としてMさんのタイムリミット。 Mさんがその学校にいるのには期限がある。 しかしそこはダブリンの皆さんの熱意と、現地でまとめているMさんのご尽力でメッセージは続々完成し、多くの画像が送られてきました。 Mさんからは 「もう少しまとめてから時期をこちら側と調整して送る」と連絡を頂いております。 ところで・・・それをどこに送るんですか、という話も初期の段階でもちろん議題に上がりました。 被災されたエリアというのはあまりに広大です。 でもそこはHさんのご尽力。 自分が夜勤明けで寝ている最中に各方面に手配していただき、Hさんの恩師が勤務されていた福島県立双葉高校に送ることが決まりました。 …双葉高校。そう。富岡町の。 決めてから思い出しました。 「俊美先輩んところじゃねぇかあああ!」 そう、福島応援のために震災の前から作られてた音楽ユニット、「猪苗代湖ズ」でベースを弾いてらっしゃる、渡辺俊美さんの母校だったんです。 自分もHさんも毎年のように俊美さんの出ているライブには参加していました。 ここでまた点が線になり、それが縁になっていく。 俊美さんのツイッターにこの一連の活動をお話すると、ご本人からも喜びの連絡をいただけました。 もうちっとだけ続くんじゃby亀仙人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.04 20:55:23
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