カテゴリ:読書
前作「モーニングサービス」では、下町の喫茶店の描写が、あまりにリアルだったため、思わず食べログで探してしまいました。 表題作「黄金街」は、新宿ゴールデン街のこと。6編の短編集は、吉原あり、浅草あり。 街の描写もさることながら、やはり、そこに暮らす人の描写がすばらしい。人情噺というんでしょうね。 私のお気に入りは「通夜噺」。 内容に触れるのは避けますが、「見えるところだけじゃない。見えないところがあるから、見えるところがある。また、見えないところを見ていてくれてる人がいる。」ということでしょうか。 私は、こういう話に弱い。
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