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カテゴリ:英語・語学
温故知新ラーニングです。
夏は遠ざかり、新学期スタートして半月経過。 大学受験生の皆さん、 センター試験の出願準備していますか? センター試験は、 令和2年1月18日㈯~1月19日㈰に実施です。 出願締切は10月10日㈭と早いですよ! ・高校生は、担任の先生に提出→高校が一括出願 ・浪人生と高卒認定合格で受験する人は個人出願 さて、今回は、英文法「分詞構文」についてです。 「分詞構文」って、なんか固い名前ですよね~ 私が指導している中で、 「分詞構文」という名前に負けてしまっている? と思える生徒が少なからずいます。 用法を「暗記しよう」として難しく考え過ぎる傾向 があります。 語弊はあるかもしれませんが、 「適当に」2つをつなぎ合わせればいいんです! 分詞構文では、接続詞が省略されます。 分詞構文への抵抗を小さくするため、 日本語の例文から入ります。 ① 彼は風邪をひいていた。彼は試合に勝った。 2つの文のどのように繋ぐのが自然でしょう? 彼は風邪をひいていた。でも、彼は試合に勝った。 彼は風邪をひいていたが、試合に勝った。 と繋げるのが自然でしょうか。 彼は風邪をひいていた時、試合に勝った。 というのもあって良さそうです。 ② 彼は風邪をひいていた。彼は試合に負けた。 どのように繋げますか? 彼は風邪をひいていた。だから、彼は試合に負けた。 彼は風邪をひいていたので、試合に負けた。 というのが自然でしょうか。 彼は風邪をひいていた時、試合に負けた。 というのも①と同様、あって良さそうです。 ①、②は次のような英文になります。 ① Having a cold, he won the game. ② Having a cold, he lost the game. ①では逆接、同時 ②は順接、理由、同時 などと考えることができます。 何通りか挙げましたが、必ずしも、 1通りに決まらなくてもいいのです。 状況によって微妙に捉え方は変わるものです。 英文法の参考書で、分詞構文の練習問題の中で、 ( )内に接続詞を入れる文法問題で正解を見て、 「なんでその接続詞だって決められるの?」 と納得いかないことはないですか? そんな時、 「必ずしもこの問題集の解答でなくてもいい。」 「この接続詞で繋いでもいいだろう。」 として、いいことも多いです。 参考書・問題集の中では、 あくまでも分詞構文に馴染むためのトレーニング をしているのです。 重要なポイントとして、次のように、 プラス⊕か、マイナス⊖かで考える! とうまくいきます。 風邪をひいていた→ マイナス⊖ 試合に勝った→ プラス⊕ 試合に負けた→ マイナス⊖ という感じです。 プラスか、マイナスか判断しにくい状況もあります。 全部ひっくるめて、 「風邪をひいていて、~」のように「~していて、」 とすると、ほとんどのケースで何とかなるんです! 日本語訳を求める問題でも、とりあえず、 「~していて、」と訳すことも有効です。 長文読解の中で、分詞構文に出会った時、 「どの接続詞が省略されているか?」を考えるのでなく、 両者には何らかの関係があって、文脈に合うように 柔軟かつ適当に繋げるのです! 用法には、 順接、逆接、時、同時、連続、原因・理由、 条件(~すると)、譲歩 等、いろいろあります。 ⇒ すべて「何らかの関係がある」と捉えるだけです。 では、接続詞を省略する「分詞構文」をなぜ 用いる必要性があるのでしょうか? 考えたことがありますか? 分詞構文は、主に、書き言葉で使います。 上の①・②のように、両者の関係を明確に示さず、 読み手に想像させるのです。 通常、書き手も、 接続詞を省略しているとは、意識すらしていません。 接続詞を使わず、 読み手に状況を想像させることによって、 臨場感、緊張感、切迫感、躍動感が増す という効果が期待できるでしょう! 分詞構文では、 関連ある2つの文の内、片方が文の形を崩します。 全体では下のような形になります。 分詞構文(文の形でない), 完全な1文 完全な1文, 分詞構文(文の形でない) 分詞構文には、いくつか大まかなルールがあります。 ・ 分詞構文側の主語が同じ場合、主語は省略 ・「能動」か「受動」によって動詞の形が決まる 能動 → Ving 受動 → Vpp ※Vppは過去分詞 ppは "past participle"の略 ・分詞構文側が時間的に前、または時間の幅がある場合、 havingを用いる having Vpp (能動) having been Vpp (受動) ・主語が前後で同一で省略され、 being(またはhaving been)となる場合、 being, having beenは省略されることが多い。 あまり難しく考えず、簡単な例文に繰り返し触れながら、 「とらえ方」を身につけましょう! 「用法が○通りある!」のようにして丸暗記するのは 効果的でありません。 一通り「分詞構文」を学習したら、 ひとまとめにして柔軟に捉えられるように練習するのです。 今回は、「分詞構文」という名前に負けてしまっていると 高校生・受験生が多いと思い、 とらえ方・姿勢についての話をしました。 簡単に言うと、 柔軟に、程よく適当に、繋げましょう! です。 例文を音読して、慣れてしまいましょう! 今回のブログを読んだ後、 少し気を楽にして英文法の勉強を進められる人がいたら、 私も嬉しいです! 何かご質問等ございましたら、 コメント、またはお問い合わせフォームでお願いします! ※フォームから送信して、直接に連絡とることができます! ご質問のみの場合、ハンドルネームも可。 勉強、苦手! やり方わからない!という方、大歓迎 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎家庭教師に関するお問い合わせ! 遠隔型! 家庭教師『温故知新』(個人契約) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.14 11:27:32
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