カテゴリ:天皇はどこから来たか
『地図で訪ねる歴史の舞台-世界- 最新版』帝国書院 23-24ページ ちょっと予定を変更して、海の神と山の神について私見を述べておきたい。 海の神を さて、ツミが何であるか気になるところだが、これはツウミが縮まった形ではあるまいかと思う。ツは「の」の意味だから、ワタツミは「ワタの海」という同一意味の言葉の合成である。これで謎は解けたからおしまいにしてもいいのだが、天皇の中央アジア起源説をとっている私としては、何か理由を付けてそっちのほうに引っぱっていきたくなる。(^^ゞ で、「綿」の字にひっかかってしまった。綿津見神は、そのまま素直に「綿の海」でいいのではないか。中央アジアは綿花栽培をしているのだから、綿花畑のある場所の海でいい。バイカル湖周辺で綿花栽培をしていたかどうかわからないのだが、アラル海(左側の地図の左上)周辺では綿花栽培をしているので、大綿津見神はもともとアラル海の神であったのかもしれない。 《世界の土壌資源の現状と問題点》 アムダリアとシルダリア流域は日照などの自然条件が綿花栽培に適し、両河川からの灌漑用水を利用して紀元前から稲や小麦とともに栽培されていた。(p.22) もともとはアラル海の神を指していたのだろうが、それが平地にある海の神という意味に広がって、バルハシ湖(左側の地図の右上)の海神にも適用されるようになったのではないかと思う。バルハシ湖の東半分は塩湖だから、海といっても差し支えない。このへんになると完全に私のファンタジーの世界であるから、普通の人は私の話についてこられないと思うが。(^_^; (ついてきたい人は《海幸彦と山幸彦の謎 ~天皇はどこから来たか》を参照してください。) だったら大山津見神は“大山の海”の神になり、そんな夜明けの晩のような神がいるのかということになるが、たぶんいるのである。ここにしばしば登場するイシク湖(左側の地図の右上)にまつわる神がそれである。イシク湖(塩湖)は、天山山脈の山に囲まれた場所にあり、神秘性をもっていたと思われる。また、この周辺に王宮を構えただろうと私が想像している崇神天皇は、大物主神を祀っている。このあたりは、神様が現われそうな場所なのである。 木花之佐久夜毘売は、「大山津見神の女、名は “津見”に「~の海」という意味を与えないのなら、大山津見神はどんな山の神でもいいわけであるが、やはり私としてはアタ(ないしアルタイ)が付く地名の周辺にある山の神と考えておきたい。 今回書いてみて思ったことだが、このシリーズを最初から読んで私のファンタジーの世界に浸ってもらわないと、何が書かれているかわからないだろう。私の勝手な比定の積み重ねを仮にそのまま信じてもらうと楽しめるんじゃないかと思うのだが、批判的に読もうとすると「何言ってんだコイツ」┓(´_`)┏ということになる。 人気blogランキング ↑この記事が役立った方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 無料メルマガ『皇位継承Q&A』創刊!そして、皇位継承問題に無関心な知人の方にも ご紹介・ご推薦いただけると幸いです。 ↓ネット世論はこんな感じ。 《皇位継承あなたの意見は?》 私の第2ブログ「時事評論@和の空間」もよろしく 皇位継承に関する記事の連載です。この問題は未来の日本のゆくえを左右するほど重大な問題ですので、いままで以上に力を入れて書きます。ぜひ御覧ください。 目次 ブログ散策:天皇制の危機 も合わせて御覧ください。 ブログをもっている人は、ぜひ女系天皇反対をアピールしましょう。一人でも多くの人の目に触れて広く国民に注意を喚起することが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月26日 23時39分17秒
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