カテゴリ:短歌
高野公彦選の入選と佳作から、私の注目した歌にコメント。 永遠に若きままなり ダイアナも春日井建もわが産みし子も有名人ならば、永遠に若いと単に思っただけですぐにまた忘れてしまうからいいが、わが子の場合にはいつまでも忘れられずに続く。この二つの違いを鮮明に突きつけてくる歌。 何年を着ているだろう いい加減破けて欲しい夫のジャージ「また破けないから替えなくてもいいよ」と単に思っているだけの男性は意外と多いのでは? 色々な服を着たがる女性の方がこういうのが気になってしょうがない。「夫にだけ古くさいものをいつまでも着せておいて・・・」と周囲から見られているのではないかと気が気でないのかも?(^^ゞ 酒・煙草の禁止をちょっとだけ破り元気で暮の掃除している父親を詠んだものだろうか。あまり堅苦しくないほうが元気で長生きできるのかも? 脳ま、もともと世話好きの女性ならばそんなふうにも感じるのだろう。ちょっとボケたほうが女性に愛されるようになるのかな? 文明をやがて自然に返さむと舗装破りて野草芽吹けり自然のたくましさを感じさせてくれる。もともと野性味のある作者なのかもしれない。 ボクよりも先に死ぬなの賀状待つ たった二人の我等同級生なんだかねえ、夫婦以上に親しい間柄のように思えてしまうのだな、この歌は。 隣りの児よちよち我家に入り来て破りし障子 背の高さまで「背の高さまで」というところに、とても可愛らしさを感じる。 壁際に木の椅子一つ置かれゐてふはりと冬の日差しが座る暖かそうだ。(^^) 《『NHK短歌』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
|