カテゴリ:短歌
12月21日『NHK短歌』 題「走る」または自由 選者 辺見 じゅん 特選三首の中から、私が注目した歌にコメント。 ぐいときて竿を立てれば手のひらに右へ下へといのちが走る逃げようとする魚の命のはたらきを手の感触を通じて感じ取っている。 歩みより走りに変る日の流れ あと一桁を心して生きむ作者は81歳だそうである。歳をとるにつれて時間の進み方が早くなる。とくに自分が死ぬ頃があと何年先か目前に見えてくると、ますます残りの時間が走るように去っていくのだろう。 細き路地をたえまなく子の走りけり 昭和二十年夏の夕べに戦争が終わって子供が外でのびのびと遊べるようになった。そこに、戦争が終わった安堵感と自然に沸き起こってくる命の喜び感じが表現されている。そういえば私も4歳や5歳の頃にはまったく何の意味もなく細い路地を走り回っていたような気がする。ただ好き勝手に走ることが楽しかったんだろうね。子供ってそんなものだし、そんな子供の自由が再び許されるようになったいい時代である。しかし戦後は、一定の秩序を身につけるべき大人まで子供のままの好き勝手を謳歌するようになってしまった点は、ちょっと問題だったが。おっと、これは歌とは関係ない評論だったな。(^^ゞ 今回は、題を無視して自作。 会ふ思ふ弔ふ迷ふ問ふ笑ふハ行四段も登録可とは!ハ行四段単語登録できたので思はず短歌つくっちまった。←これも音数ではほぼ短歌の形式になっている。(笑) これでけっこう文字入力が楽になった。(^-^)b 《『NHK短歌』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
|