カテゴリ:短歌
篠弘選の入選と佳作から、私の注目した歌にコメント。 校長の髭を真似せし雪達磨 校門前の子らの労作なるほどね。校長が校門前に立って子供たちに挨拶をしているような感じになるのか。楽しそうな学校だ。 丁重な言葉重ねてはがき来る プロパンガスの値上げのしらせ原油価格の高騰により灯油やプロパンガスが急激に値上げされた。値上げする方もだいぶ困っていたんだろうね。(^^; わが畑を掘り下げゆけばいくへにも異なる山の火山灰積もりをりその土地の歴史性をこんなふうに表現できるのだと納得。いろいろと苦労が絶えない土地だったんだね。 一段と平均年齢上がりしか 競輪場界隈に若者見えぬま、競輪なんて特定世代の娯楽にすぎないのかも。若い子たちは、もっと別のもので賭をしたいんでしょ。 右麻痺せし夫の髭は変はりなく右も左もすこやかに伸ぶおもしろい観察だ。というか、“すこやかに”という言葉が面白かった。夫自身は右側が動かないと必死になっているのに、髭はどこふく風で伸び放題になる。 電飾が平和を謳歌してやまぬ 灯火管制はるけくなりぬこれは私の意見であるが、最近の日本人は外界に対して本当に無防備になってきている。外には恐ろしいものは何も無いとでも思っているのだろうか。警戒ばかりしているのも問題だが、まるで一年中クリスマスであるかのように無防備なのも困りものである。 《『NHK短歌』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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