カテゴリ:短歌
1月18日『NHK短歌』 題「人形」または自由 選者 辺見 じゅん 特選三首の中から、私が注目した歌にコメント。 からくりの人形のやうに真直ぐきて我に命を投げ出す幼よちよちよちと歩いてきてパタンと身を預ける赤ん坊。とても可愛い動きである。 引き揚げの五歳が背負うお雛さま 旅の一夜の宿賃となり五歳の女の子だったのだろう。大好きなお雛さまだからこそ自分で大切に背負ってきたのだろうが、生き延びるためには手放さなければならなかった。引揚者は、一夜の宿賃も払えないほど全てを失っていた。 では、自作。ま、今年の歌会始の題が「生」だからというわけではないのだけどね・・・。 我が生は負けのきまっているゲームだらだら続けているかのごとし憂うつな人生をストレートに表現してみた。最初に配られたカードを見れば、もう先は見えちゃっているんだよね。人生どこで何があるかわからないなどと励ます人もいるが、人生どこに落とし穴があっていつ転落するかわからないというのは事実であるとしても、宝くじが当たって大金持ちになるようなことはまずない。ま、わかったような顔をして励ます人には、「で、あんたはその何かがあって幸せにでもなったのかい?」と問いただしてやりたくなる。・・・・・ま、ちょっと悲観的すぎる自注だな。(^^; 《『NHK短歌』のホームページ》 人気blogランキング ↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。 「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping |
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