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テーマ:野鳥観察ノート(932)
カテゴリ:野鳥周波数解析
周波数解析を行う場合、信用性の高いサイトからの引用が望ましい。今回比較として用いたのは、「サントリー愛鳥活動、日本の鳥百科」色々な野鳥の鳴き声が公開されている。
セッカのページ 動画は、本年4月27日撮影したもの。 二つの鳴き声を比較した。 サントリー愛鳥活動のセッカ周波数分布は下記の画像の通。 大田区のセッカ周波数分布。ともに注目している最大音量のピーク周波数、最高音部のピーク周波数は1Hzの狂いもなく一致した。 PAZ周波数アナライザーが3個縦に並べてあるが、最上部が全体の波形でこの形は微妙に異なる。これは録音機器の特性の差だと思われる。 波形の完全一致の確認も試みたが、サントリーの音声はモノラル録音、動画の音声ステレオなので、1000分の1秒単位で比較は、モノラル・ステレオの差が出てしまった。 以上の結果から。セッカの様に単純な一音で鳴く鳥の場合、ピーク値の一致で種の同定は可能だと考えられる。 さて、2019年3月16日に一旦はマミハウチワドリを疑い後にタイワンセッカではないかと考えた個体。 2019年3月16日の記録 同様の手順で周波数解析。 音声が小さいので、ノーマライズして音を強調しても周波数は変わらなかった。 セッカのピーク値は約7854Hz、高音部ピーク値約12669Hz タイワンセッカを疑った個体のピーク値は約6147Hz、高音部ピーク値約14142Hz。この2種と同一種と考えるのは無理がある。繁殖期と非繁殖期・雌雄の違いを考慮しても。 投稿内動画と同一個体。 セッカの参考画像、尾羽の枚数は片側6枚で計12枚。 タイワンセッカを疑っている個体、冠羽を立てているので別種だと考えたシーン。 尾羽の枚数が10枚なのがセッカと異なる最大のポイント。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月22日 09時36分02秒
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