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真理探究と歴史探訪

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2014年08月05日
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前回の「拝ケ石(おがみがいし)巨石群」を取り上げた日記で、この巨石群が岐阜県の「金山(かなやま)巨石群」と同類の雰囲気を漂わせていると書いた。そして、その実地における体感から、私の心中で燦然と輝きを放つ軸線があった。

その軸線とは、同じ熊本県の南小国町にある「押戸石(おしといし)」と「金山巨石群」を結ぶ、〔夏至の日の出〕と〔冬至の日の入〕を示す一本の軸線である。

上記において、この軸線が燦然と輝きを放つと書いたのは、「押戸石」と「金山巨石群」を結ぶ軸線を、そのまま「押戸石」より西南西に伸ばした軸線上に、「拝ケ石巨石群」が存在することを確認できたからである。

私なりの感覚からすれば・・・どうりで「拝ケ石巨石群」と「金山巨石群」は、その醸し出す雰囲気が似ている・・・という想いが浮かんだと同時に、もしかすると同じ時期に同じ系統の超古代人(巨人族か!?)が、これらの施設を造ったのかもしれないという妄想も膨らんだ。


そして「拝ケ石巨石群」を訪ねた後に、同行者と昼食を共にして解散となり、今度は山口へ帰る道すがら私一人で「押戸石」に向かうことにした。

途中、久しぶりに肥後国一の宮「阿蘇神社」に参拝したが、何と当日の7月28日は、当社で年間最大とされる「御田植神幸式祭(おんだ祭)」という祭事にたまたま遭遇し、阿蘇に坐す神々のお導きを実感しつつ、阿蘇の山々を一望出できる「大観峰」を経由して、今回で四度目となる「押戸石」の丘に到着した。


ここで冒頭の画像は、この「押戸石」の入口となる「はさみ石」という岩組みを撮影したものだ。夏至にはこの岩の間(凹み部分)から太陽が昇り、冬至にはこの岩間から太陽が沈むとされている。

かつて、はじめて「押戸石」を訪れたとき、まずこの狭い岩間を通ることが、この磐座群に入らせてもらう作法なのだと、知人から教わったことを思い出した。

◎〔押戸石の丘〕ホームページ ⇒ リンク

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上の画像の石は「祭壇石」といわれ、押戸石のある丘陵地に夏至の日の出(冬至の日の入)を示す軸線を引いた場合に、その軸線のほぼ中央部に座す磐座である。画像は、その軸線と90度に交わる北九州の宗像大社方面に向かって撮影したもので、この画像の方向と逆の方向には阿蘇の根子岳を確認することができた。

この「祭壇石」という磐座は、この画像の方向で少し角度を変えて何枚かの写真を映したのだが、どの写真にも「顔」らしきものが確認できるので、まるで意図的に作られた「人面石」のようでもあり、実に摩訶不思議である。

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次に上の画像は、この磐座群のなかで高さ5.5m・周囲15.3mと最も大きく、この丘陵地の最も高い位置にある「押戸石」という巨石である。冒頭の画像の「はさみ石」と次の「祭壇石」、そしてこの「押戸石」の3つの磐座を結ぶ直線は、この押戸石の丘を貫く「夏至の日の出(冬至の日の入)」を示す軸線を意味している。

そして、その押戸石の丘に引かれる軸線を基準にして、これを東北東方面に延長すると「金山巨石群」、反対の西南西方面に延長すると「拝ケ石巨石群」が存在するということになるわけだ。

今回の「熊本行き」については、初めてとなる「拝ケ石巨石群」を訪ねることも念頭に置いており、その巨石群の実地散策が実現して、縄文系の太陽信仰たる「夏至の日の出」を示す軸線で「金山巨石群」と「拝ケ石巨石群」が、ここ「押戸石」を経由して結ばれていたことを体感を含めて確認できたことは、まさしく望外の歓びであった。

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そしてこの画像は、押戸石の磐座巨石群を分かりやすく解説した看板を映したものだ。今回、熊本の磐座巨石群と題して(1)~(2)と記したが、ここで取り上げた巨石群はおそらく縄文以前、つまり今から約1万年前よりも以前に、夏至の日の出が示す軸線を基準にして、列島各地に意図的に配置された遺構の一部だと思われる。

近い将来、この磐座巨石群が建設された目的や意義等が明らかにされるのではないかと、そのように感じる今日この頃である。

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最終更新日  2018年05月29日 13時02分15秒


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