日本の映画館は遅れている
出張などで世界30カ国以上に行った。そこでの楽しみの一つが映画を見る事だ。インド映画など何を言ってるのか分らないが、ハリウッド映画はどこの国でも上映している。それほど英語が堪能というわけではないが、ある程度理解できる(もっとも後で日本でDVD借りてみたら「あああ、こういう事だったんだ」と言う事が頻繁にあるけど)。そこで驚くのが日本の映画館のシステムだ。先ずパンフレット・・・・こんなの日本でしか作っていない。実に無駄である。これを作るコストが間違いなく入館料にはね返っている。全席指定ではない。海外で一般的なのが前の席の方が安く後ろにいくに従って高くなるというのもあるが、日本はおそらく世界一高いと思う。アメリカでも10ドルぐらい。日本は1,800円(大雑把に考えて16ドルぐらいか)。全席指定ではないため次の入場のために平気で「お客さん」を2時間通路に待たせる事ができる。つまり4時間は拘束する事になる。立ち見というのもフザケタシステムである。同じ料金払って立たせるなんて・・・・・お客さんをナメテいる行為ではないだろうか?昔からアジア各国ではハリウッドとリアルタイムで作品を見ているのに、日本では客を立たせて平気な神経をしているわけだ。外から見ると良く見えるものもある。その中で日本の映画館と言うのは本当にふざけた場所だ。入場者数が減少しているのはDVDやビデオだけのせいじゃないという事だよ。あと「季節」を気にしすぎる。今回上映されるSW3だが、日本での上映は夏休みを期待して遅らせている。こういうのもうやめようよ。だってアメリカ本土の来館者数はそんなの関係ないだろ。アメリカで上映して日本での上映は半年後とかはザラにあるけど、理由で面白いのはやはり季節。冬を舞台にしたものだから冬に上映する・・・・・というご丁寧主義が日本の映画界。少し神経質過ぎないか??