ポジティブ・イリュージョン
タイガー・ウッズがちょっと前に優勝しましたね。この優勝をみて、2か月前に見た「テッパンノート」という番組の第1回目の放送を思いだしました。世界のトップゴルファー、タイガー・ウッズが、みずから実行した成功心理学は何か?という内容で、それは意外にシンプルで一般の人にもできそうな方法でした。タイガー・ウッズは2005年10月の世界ゴルフ選手権最終日で、ジョン・デイリーと激しいデッドヒートをくり広げていました。18番ホールを終えたところで、ふたりはco-leader、同じ打数で並んでいました。その後、優勝者を決めるための延長サドンデスとなり15番ホールからのプレーオフに入ることになりました。そして、迎えた運命の17番ホール。タイガー・ウッズはロングパットをはずし、次はジョン・デイリー、距離1mのパット。このデイリーのパットで勝負が決まるというときタイガーは、「入れ!」と願ったというのです。ほとんどの人は、「はずせ!」と願いますよね。タイガーは、その逆でした。結果は、ジョン・デイリーがパットをミスして、タイガーの優勝となるのですがタイガーは、デイリーのミスに涙を浮かべていました。なぜタイガーは、そう思ったのか?それは、ジョン・デイリーのパットを「はずせ」と願って入ったら、次のプレーへのモチベーションが下がってしまいそれを回復させるのが難しいからということとタイガーの中には、常に世界最高のプレーをする理想の自分がいるので、ライバルが入れてくれないと、そのプレーができないから「入れ」と願ったというのです。タイガー・ウッズの輝かしい成功の裏にはこういうメンタリティーがあったのかだから、ここまでの人なんだとあの番組を見て感じたことをまた、思いだしました。 心の中に理想の自分を強く持つこと。そうすれば能力は上がる。常に最高の自分をイメージして求めつづける→行動が伴ってくる→理想の自分に近づくこういうサイクルが動き始めるということですね。いくら才能があっても、心が伴わないと成長は止まってしまいます。しかし、上のようなプロセスをたどっていけば、自分を確実にランクアップさせることができるということですね。自分の理想(セルフ・エフィカシー)を高く保つ自分に対する肯定的な幻想(ポジティブイリュージョン)を持つ自分にも子供の能力を伸ばす上でも最近、すごく大切だなぁと感じています。理想的な自分思い描くだけでワクワクしてきますね。