蛍の求愛行動
今回、初めて大阪新撰組さんのブログに寄稿させていただきます、武藤です。よろしくお願いいたします。 この「光と虫」は、実は昨年(2022年)の夏に、私が関係する他のプロジェクトでも上演予定でした。「夏には暑さで流石にコロナ禍も収まっているだろう」という私の予測は見事に外れ(私の予想は本当によく外れます)、上演直前にやむなく中止となりました。 でも、ここまで作品を書き上げ、何度もブラッシュアップもしていただいた作者の伊地知さんのためにも、どこかの劇団さんにこの作品のバトンを繋がなくてはと思い、私が敬愛する大阪新撰組さんの公演アンケートにダメ元で書いたら、幸運にもこうして実現の運びとなりました。大阪新撰組の皆さん、公演関係者の皆さんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。 とはいえ、今回の公演は、全く新しく生まれ変わった、まぎれもない「大阪新選組」さんの「本公演」です。みなさま、どうぞご期待ください。 さて、ブログ本題の蛍の求愛行動についてです。最近知り合った、高校で生物を教えていた先生(私より1周り以上も年上で、既に定年退職されています)にそのことを問うてみたら、めちゃくちゃ嬉しそうに、楽しそうに語ってくださいました。もう、単なる生物オタクだろうというくらいに。求愛行動がテーマでしたが、全然エロくありません。おかげで何をおっしゃっていたのかは私もはっきり覚えていないのです。 画像は、私の生家の近くにある、ホタル保護区の湿地です(昼間の画像なのでもちろんホタルは見えません)。そこにはヒメボタルが生息していて、子供の頃から「宅地開発をやめろ」「ヒメボタルを守れ」という看板が立っていたのを覚えています。そうしていつしか「保護区」として整備されたようです。昨年の梅雨前に、私も初めて見に行きました。 ヒメボタルは、ゲンジボタル等とは違って、短く「チッ、チッ、チッ」と点滅するように光ります。それでも「光」は「光」です。やはりとても美しく、刹那的で優雅な求愛行動を鑑賞することができました。