走る物流マンの給水所

私が住んでいるマンションでは１匹限定で小型ペットが飼える。と言うわけで我が家でもハリーが家族の一員として登録されているし、他の家でもペットを飼っているところが多い。圧倒的に犬が多いようだ。ただしペットの鳴き声や糞尿などの処理、躾などを巡ってトラブルに発展するケースが多いようだ。

今日午前中にわがマンションの管理組合の年次総会があったので参加した。
議題の最後の方で、「多頭飼い」をしている居住者に対する討議があった。これまでは組合から是正を求められると、里親に出すとか、今の犬は預かっている犬なのだとか、期限までに１頭にするなどと書面で宣言してきたが、結局何一つ実行されずに４年経過してきた。

隣接する居住者の証言では、バルコニーの隅に糞尿が集められ、それに群がる蝿、風に乗って漂う悪臭、乾燥した糞が階下に落ちる、３頭飼いによる鳴き声などで相当迷惑を蒙っているそうだ。犬の散歩には出ることなく、家の中で飼育しているせいか、バルコニーが「トイレ」になっているらしい。動物虐待とは言わないが、散歩に出られないワンコ達が可愛そうだ。

管理会社の話では、訴訟になった時は写真や録音された鳴き声などが、違反の証拠となるそうだ。しかし写真を撮る行為は一方でプライバシーや肖像権の侵害にもなりかねず、かといって管理組合や管理会社がその居住者の家に踏み込むわけにも行かず、簡単には訴訟も起こせない。ただこのままでは訴訟も辞さない位の強い態度で対応する方針が満場一致で可決された。

多頭飼いは禁止というのは規則だから守らなければならないが、１頭でも鳴き声や躾、悪臭などの問題は付いて回ってくる。実際に躾があまり徹底できていない家もあり、始終ワンワンという鳴き声のする家もある。これだって近所迷惑ではある。我が家でもハリーの躾はしっかりやっているつもりだが、時々要求吠えすることがあるのでちょっと心配になる。

あとは近所付き合いの中で上手にやってゆくのも一つの解決策でもあろう。集合住宅でのマナーやルールは最低限守らねばならないと切に思ったしだいである。まあ、自分としては愛想はいい方だし、近所付き合いだって上手にやれる自信はあるので、大丈夫だろう。