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LUCKY BELLのブログ LUCKY BELLさん
十六分四十一秒物語 ヒユサンゴさん
2009.11.21
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テーマ:フィリピン(933)
カテゴリ:2009 セブ
滑走路手前までPONさん操縦で進んでいきます。
滑走路手前でインストラクターの石田さんがMactan towerと交信しています。

※無線の交信はわたしの記憶による回想ですので多少間違っているかも知れませんのでご了承ください。

Mactan tower RPC5003 ready for deperture. (マクタンタワー、離陸準備完了しました。)
RPC5003 cleared for take-off wind・・・(離陸支障なし 風は○○度から○ノットです。)
おぉ~リアル航空無線だぁ!と思いつつ、後ろで聞いておりました。笑

離陸の許可が下りたので滑走路04に出て、スロットル全開で離陸します。
1、2、3というタイミングで全開にするそうです。
あっという間に加速して機体は浮き上がりました。
が、その瞬間一瞬減速しました。ちょっとスロットルが戻ってしまったようです。ドキっとしました。汗
PONさんの操縦で離陸中です。
その後はあっという間に上昇しまして・・・
左舷側にマクタン島の北部が見えます。
マクタン島のリーフのエッヂ、ドロップオフが見えてきました。
マクタン島とボホール島の間の小島。
こんな中洲みたいなところに人が住んでいるんですねぇ。
水平飛行開始です。

マクタン島の隣、ボホール島に来ました。
ボホール島名物チョコレートヒルが見えてきました。
木が生えない不思議な山が見渡す限りボコボコと続きます。
マクタン空港の官制圏を出たところでより自由な体験操縦をはじめます。
右へ左へ旋回してみます。
45度バンクしたところで後ろに乗っていたわたしは血の気が一気に引いてブラックアウトしました。汗
この程度のバンクでブラックアウトしてしまうとは実に情けないです。
戦闘機のパイロットには絶対になれないのをここで確信しました。涙
この時点で見事に飛行機酔いしてしまいました。
写真を撮り捲っていたのも良くなかったみたいですね。ファインダーを覗いていると酔いやすいそうです。
飛行機はボホール島を縦断して、南部のTagbilaran空港までやってきました。
この空港に一旦着陸します。
右旋回して滑走路35に正対しました。
無事着陸、滑走路の真ん中でUターンしてターミナルへ向かいます。
Tagbilaran空港のターミナルです。
2000メーター弱の滑走路があり、マニラからの定期便もある立派な空港です。
自分たちが操縦する飛行機で空港のターミナルに横付けするとは不思議な感じでしたが、貴重な体験でした。
駐機場のそばにバスケットコートがあるのがフィリピンらしいですね。
空港でちょっと休んで飛行機酔いも治りました。
乗り物酔いはその乗り物から降りさえすれば治るんです。笑

帰り道は操縦を交代しまして、わたしの操縦でマクタン空港まで帰ります。
ここからはPONさん撮影の写真です。
滑走路手前でTagbilaran towerから離陸の許可が下りました。
一気に加速します。
タキシング中と離陸滑走路中のタイヤの操作は操縦桿ではなく、足元のペダルで行います。左足を踏めば、左へ。右足を踏めば右へ曲がります。
ただし、このペダルはブレーキも兼ねてます。前の方に踏み込むとブレーキがかかってしまいますので離陸滑走中はブレーキを踏まえないように注意しないといけません。
意外とまっすぐ走らせるのが難しかったです。

離陸し、Tagbilan空港の官制圏から外れたところで、右へ左へ旋回してみます。
飛行機は3次元の運動をするため、舵が3つあります。
・機首を上下させるエレベーター(操縦桿を押す、手前に引く)
・機首を左右させるラダー(左右のペダルを踏む)
・機体の左右の傾きを調整するエルロン(操縦桿を左右に曲げる)

飛行機はどうやって曲がるかというと、クルマや船と同じラダーである程度曲がることはできるのですが、横滑りをしてしまい、効率よく曲がることができません。
そこでエルロンを使って機体を傾けてやるとよく曲がります。
エルロンで機体を傾けて、ラダーを踏んで曲げてやり、行きたい方向になったらラダーとエルロンを戻してやる。というのが基本動作です。

インストラクターの石田さんがあっちへ向けて、こっちへ向けてと指示をしてくれます。
最初はうまいこと舵取りができなかったのですが、だんだん慣れてきました。
クルマに例えると高速道路で運転している感じでしょうか。
ほんのちょっとの舵取りで十分なのです。

気付いたらまっすぐ飛んでいて、計器を見る余裕もでてきました。
昇降計を見ても水平飛行をしているのがわかります。

石田さんも操縦桿から手を離していてホントにわたしが飛ばしています。
実に感動しました。ついに飛行機も操縦することができたのです。

わたしが子供のころからなりたかった職業は実は船乗りでも今の仕事でもなく飛行機のパイロットでした。
中1でパソコンを買ってもらい、中2からはフライトシミュレーターばかりやっていました。
リアルタイムでアメリカを横断したこともあります。笑 
シュミレーターだけなら数千時間は飛んでいたのです。笑

20年がかりでようやくホンモノの飛行機を飛ばすことができたのです!
ついにわたしの夢、陸海空すべての乗り物を運転、操縦することができました。

ただ、自宅のフライトシミュレーターにはラダーペダルがないので、今回ラダーを使うのは初めてでしたのでその点だけ気がかりでしたが、すぐ慣れました。

だんだん景色を楽しむ余裕も出てきまして・・・
ボホール島とマクタン島の間の長~い中州。ここも行ってみたいなぁ。
緑の小島はマングローブの養殖だったかな??
フライトシミュレーターに出てくるような雲。
ここに突っ込んだらヤバいんでしょうねぇ。汗
すっかり慣れたところでマクタン島の手前まできました。
Mactan towerに位置通報するway pointだそうです。
進入許可をもらいまして、マクタン空港にアプローチを開始します。
マクタン島まで来ました。眼下に泊まっているホテルが見えます。

右斜め前方に滑走路04が見えました。
Mactan towerからcleared to land.と着陸許可が出ました。

ここから右旋回をして滑走路に正対させます。
スロットル操作は石田さんがやってくださいました。

エルロンとラダー操作で見事に滑走路04に正対しました。

あら?こんなにカンタンにアライン(滑走路の中心に機軸を合わせること)しちゃうの?
ほぼフライトシミュレーターどおりの操作感です。
これってひょっとして隣で石田さんが手伝ってくれてるの??
と思って隣を見たら手を離しています。わたしの操縦で見事アプローチできたようです。

最後の最後接地寸前までわたしが操縦して、フレア(接地寸前に機首を持ち上げること)だけ手伝ってもらいました。
こんなに機首をあげるんだ。と思うぐらい操縦桿を引っ張って、バウンドすることもなく、キレイに接地しました。

滑走路から離脱し、格納庫へ向かいました。
このタキシングもわたしの操縦です。
無事マクタン空港まで戻ってくることができました。

格納庫まで戻ったところでしばし石田さんとお話をしました。
『初めての操縦で目標に向けてまっすぐ飛ばせる人は珍しい。かなり上手に着陸進入もできていた。』と褒めてくださりました。後ろに乗っていたPONさんも『ステビリティ(安定感)がすごい!』と言ってくれました。とてもうれしかったです。

やはり20年近いフライトシミュレーターのプレイと、船をしょっちゅう操縦していることが実機のセスナの操縦にも繋がったようです。

ちょっと飛行機酔いしてしまいましたが、飛行機を飛ばすという夢を叶えることができてホントにいい一日でした。
よく指導してくださった石田さん、同乗していただいた訓練生の方、PONさんに感謝です。
ありがとうございました。

サッカーくじが当たったら、必ずパイロットライセンスを取得したいと思います。





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Last updated  2009.11.21 21:26:14



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