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たからくんが大人になるまで生きていたい日記

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太田とねり

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2009.02.06
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 インフルエンザは収束したものの、風邪の症状はなかなか抜けず、へろって居ます。
宝良も、少しは咳があり、鼻水も。
私も、喉が痛くて咳と鼻づまり。

 でも、宝良は元気いっぱい走り回り、私はものすごく疲れます。
これが、「若さ」の差なんでしょうかね。



 さて、先日、「どうして竹輪には穴があいているの?」と気になりだした宝良。

「お魚の身をすり潰して、それを竹に巻き付けて焼いてあるのが竹輪で、
出来た後に、真ん中の竹を抜いたものを買ってきて食べて居るんだよ」と答えると、
(実際は工場で竹じゃない棒に巻かれてるんだけど…)
「ふ~ん」と返事しつつも、分かってない様子。
まぁ、当然イメージできないよね。


 で、スーパーで、竹が付いた状態の竹輪を買ってみた。
いつもは、一番お安い竹輪を買っているのだけど、
その倍くらいのお値段。

ったって、百円台か二百円台かって程度のことなんだけど、
不思議に、スーパーの買い物だと、大きな差に感じるんだよね。
卵の値段とか、さ。


 で、かじりついてみた宝良。
すごく気に入ったようで、一本ぺろりと平らげて、
「ママの分も、わけわけして~」って、半分くらい食べた。
更に、3本入りだったので、ラスト1本、パパの分と言って残して置いたものも、
3口くらい、貰ってた。


 中の竹を両サイドで握ってかじりつくのが楽しかったのと、
やっぱり、お値段分は美味しかったのだろうなぁ。


 世界中、色々なものが興味津々なお年頃の様です。




 さてさて、
金・土と、この週末、保育所で作品展があります。
金曜日の夕方、行ってきました。



 先日の保育参加のときも、保育所のお庭で育てた野菜を使って、年長さんが豚汁を作って、振る舞ってくれたそうですが、
私はインフルエンザで参加できず。
夫がご馳走になりました。


 毎年の作品展では、
年長さんが、わらび餅を作って、喫茶コーナーを用意し、
保育所の年下の子どもたちと、見に来た父兄にお接待します。

 机と椅子をセッティングして、テーブルクロスをかけて、
真ん中に花を飾り、無農薬のレモンを切ったものを用意して待っていて、
お客さんが来ると、
エプロンと三角巾を付けて待機していた年長さんが、
わらび餅と紅茶を運んできてくれます。


 宝良が0歳児クラスの時から、
もうすぐ小学生となる年長さんの、この時期のお接待を毎年体験するのだけど、
お兄ちゃんお姉ちゃんたちは、
日々居残りさん(延長保育)の時間などに接している年下の子達に自然と慣れて優しく、
保育所での日常の様子が垣間見えて、嬉しい場面です。スマイル



 今回、宝良のいる2歳児クラスは、
今はまっている「はらぺこあおむし」の歌や絵本から興味を派生させて、
あおむしを作った造作と、
自分の好きなものを描くというテーマのお絵かきの2点が展示されていました。



 居残りの時間に描いて遊んだ「しまじろう」の絵などを持ち帰ったのを見て、
「なぐり描きばかりだったのに、何だかそれらしくパーツが付いてきて、成長したものだなぁ」とは思っていたのですが、

今回の展示には、「猫」の絵と、「ママ(私)」の顔が描かれてあって、
予想外だったので、本当に嬉しい驚きでした。ハート


 23名のクラスで、全員の子の作品に、制作中の様子を先生が書いてくれたカードが添えてあって、
宝良のものには、

「『ねこさんは、おひげが2本あるんだよ~』
『ママはかわいいんだよ手書きハート』と
いっぱいお話をしながら描きました。
猫のほっぺがポイントです!」

と書かれてありました。
(大人が使う日本語としては、
私を形容するときに、かわいい系のイメージはまず違うんだけど。
私が宝良にいつも、かわいいかわいいと言うので、
宝良も、ママもかわいいねって言っていて、
それを保育所でも言ってしまったみたい…)


 クレヨンで描いたものに、水性絵の具を重ねた作品で、
どの子もどの子も、すごく上手になっていました。


 実は、毎年、
2歳児クラスの作品は、このくらいのレベルのものが展示されていたので、
これって、親が手伝って作っているのかしら……なんて思って見ていたのです。

 でも、この一年で、本当に、筍が伸びるように、
子どもたちの様子が見る見る違っていくのを感じます。
悪ガキ加減も含め、「赤ちゃん」でも「ちょっとした幼児」って感じでもなく、
「子ども」になってきたねって、同じクラスのお母さんと話したことがあるくらい、みんな感じている変化。


 どの子の作品も、それはそれは素敵で、
一枚一枚丁寧に見せて貰っていたら、涙が出てきた。
特に、宝良が一番好きなお友達のH君の作品は、
大好きなパパとママと0歳児クラスの妹と自分の4人の絵が描いてあって、
もう、それが、愛しくて愛しくて、
おばちゃん(私)はウルウル。
担任の先生に、
「お母さん泣いてるの~。」と見つかって声をかけられ、
「本当にこの一年ですごく上手になったでしょう~。」って喜びを分かち合ったのでした。さくらきらきら星


 私は、大好きなものとして宝良が私を描いてくれたことや、
宝良が絵を上手に描くようになっていたことも、
凄く嬉しかったし、

クラスの子どもたちみんなの作品にも、とても感動していて、
特に、H君の絵は、ウルウルものだったので、
後でH君に会ったときに、

「すごく上手だったよ。
おばちゃん、感動したよ。
素敵な絵だったよ。」と言いながら
いっぱい頭をなでなでしたんだ。



 そしたら、帰宅後、
「ママは丸い顔。
(ママは常に眼鏡をかけているけれど、)眼鏡の無い顔を描いたんだよ」とか話していた後に、

「ママ、宝良の絵も上手だったけど、他の子の絵の方が、もっと上手だったの?」と。


 およよよよ…。

しまった。
宝良の前で、お友達を絶賛している様子を見ていて、
何だか心に引っかかったらしい。
難しいお年頃だわね。

慌てて、
「みんな、すごく上手だったよ。
宝良のクラスは本当にすごいね。
でも、その中でも宝良が最高~」と大げさに言う母。

母は、どんなことがあっても、
君の自己肯定観を育てるんじゃーーーー
と思っているので、
頑張ってみました。


 ちなみに、毎朝、起きたらすぐに、
「おはよう」
「生まれてきてくれてありがとうね」
「かわいいね~。大好き~。」
「今日も元気で一緒にいてくれて、本当に嬉しいなぁ」
「宝良が居てくれるから、毎日が楽しくて幸せだよ~」
とか、一通り言い倒し、ハグ・ハグ・ハグ~。
もう、確信犯で私の義務としてやってます、です。
もちろん、義務だけじゃなくて、本気いっぱいなんですけどね。



 さて、作品展には、祖父母も来てくれました。
やってくる祖父母の姿を園庭に見つけた宝良が大喜びして、
ぴょんぴょん跳ねていたので、
それを見た爺が、
宝良の様子を真似て、その場で少しジャンプをして見せたら、

「おじいちゃん、猿みたい~」と言って、
きゃは、きゃは、きゃは~(笑)と、
自分で言って自分で大ウケ。


 作品展の後で、私の実家へ寄って、夕飯をご馳走になったとき、

「見に来てくれてありがとう」と言う宝良。

お寿司やお刺身などを、
今回はおじいちゃんが一人で買いに行って、
今晩の夕飯を揃えてくれたと聞いて、

「一人でおつかいに行って、寂しくなかった?」と爺を気遣い、

健康のため、
毎晩のビールを350mlのカロリーハーフビール1本にしている爺に、

「ビールのお代わり、要る?」
 (冷蔵庫から持っていってあげようか? と。




 今日、パパもママも爺も婆も、みんなが来てくれたのが、
本当にとっても嬉しかった宝良でした。


 いつもは、一人で遅いお迎えも我慢してるからね。


 時々言うんだ。
「ママ、あのね。
宝良も我慢して待ってるから、ママも頑張って、もっと早くお迎えに来て」って。


 ちなみに、今晩帰宅後に、
パペットで遊んでいた宝良が、

「ママ、宝良はママが大好きだけど、
いっしょに遊んであげられないときもあるから、
そのときは、ママ、我慢してね。
パパと遊んで我慢していてね。」と。


あはははは。


 宝良には、23名のクラスメートのうち、
0歳児クラスの時からいっしょだったり、
気が合う、特に好きなお友達が5.6人いて、
その中でも、2.3名特別な存在らしいお友達
(今回ウルウルの絵を描いたH君が筆頭)がいるのだけど、
2歳児クラスになってしばらくしたとき、
その友達が、自分以外の友達と仲良く遊んでいて、自分とじゃないってことに、悲しい気持ちを持ったことがあるの。

 それを、
「H君は、もう宝良のこと嫌いなんだって」と受け取って悲しんでいたけれど、
「嫌いじゃなくて、他のお友達とも遊ぶこともあるだけなんだよ」と説明して、
「そのときは、我慢しようね。
 大好きなお友達も、いつもずっと一緒ではないってことだから、
宝良も自分で他に遊んでいるといいんだよ」って、教えていた。

2歳児クラスが終わりかかった今頃には、
理解するようになったみたいだ。

人間関係は、好きと嫌いだけじゃなくて、
そんなに簡単に、友達は居なくならないんだって。
大丈夫って。



 その経験をもとに、言っているのが分かるので、
私も、神妙な面もちで、
「分かったよ。ママ我慢して、パパと遊んでるからね。
でも、宝良がママのことを嫌いなんじゃなくて、
ママのことを好きだけど、
今は、パペットたちと遊んでいるんだよね」と答えておいた。大笑い


 色々なことで、
本当に成長を感じさせてもらった一日で、
宝良の存在も、
保育所の環境も、本当にありがたいと思ったよ。


日々、感謝だな。手書きハート

















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Last updated  2009.02.07 05:29:18
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