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☆ 今日、先日たからが受けたWIRCサードの検査結果を、夫婦二人雁首揃えて聞きに行った。 「一般的に、田中ビネーとWISCは、出るIQに差があり、田中ビネーの方が高く出る傾向があるものだが、どちらも142で、全く同じに出ることは珍しいです」とのことだが、 それが何を意味し、その報告をどう活かしていいのか、今ひとつ分からない。 次に、群指数の説明を聞いて、これは、えらく納得する。 口ばかり達者(言語理解150)で、人の話は聞けず(注意記憶132)、 頭の中では色々発想出来る(知覚統合128)けれど、実際は不器用で動作がトロく行動が伴わない(処理速度114)。 もう~、その通りでございます。 と、先生の解説を聞きながら、夫婦で顔を見合せる。 言語性IQ(148) - 動作性IQ(127) = 21 というわけで、 アスペルガーですね、と。 下位検査評価点で、ひとつだけ、個人平均値から6幅下がって、スコアが7という項目があり、 それは、 動作性検査の「絵画配列」。 つまり、「結果予測の力、時間的な順序の認識」が苦手。 イコール、空気読めない人。 あー、衝動性のあるアスペルガー。 一年前に違う病院でK-ABCをして、ADHDの診断がついたが、 今回、フライング解答が多く、手遊びをしながらや独り言の多い様子からも、注意欠陥や衝動性が見られるアスペルガーと。 やっぱりそこに診断が落ち着いたんだなぁ。 結果をどう活かしていいのか分からないので、 WISCをどう活用したらいいのか、とりあえず、WISCに関する本をネットでぽちってみた。 「支援の手がかりとして、いっしょにソーシャルストーリーを作ること」が提案されていたので、ソーシャルストーリーとはなんぞや、と、それも、本をぽちった。 医師は、検査結果を踏まえて、 「口ばかり生意気なことを言い、 しかし、学校で求められる[正確かつ速くこなす]ことが苦手なので、ドリルなどでは成果を上げにくく、 動作が鈍いので、 とてもばかにされやすく、からかいやいじめの標的にされやすい。 だから、この子は校区の小学校では耐えられなかったでしょう。 附属は、こういうタイプの子を好きで、 この子の能力や得意なところに気付いて活躍の場を引き出してもらえると思うので、 学校選びは、正解だったね」、と仰った。 学校選びは、夫婦ともにとても迷ったことなので、発達障害の子と地域の学校についてよくよくご存知の医師に、詳しい検査の結果を踏まえてそう言われると、 そうか、この判断で良かったんだなと、少しホッとした。 でも、宝良の行く小学校は、自律を育てるためと、始業終業のチャイムが鳴らず、自分で時計を見て管理することを求められるのだそうで、アスペくんには、そこが唯一にして最大のネックだそうだ。 IQは高めでも、学校の学業成績というのは、問題を正確に速く解く処理能力や、ノートを取ったりするなどの技術がいる。 そこは訓練が必要だから、しっかり親が気に掛けておいて下さいとのこと。 チャイムが鳴らないこと、注意欠陥で、困ることなどがあるようなら、薬を使いましょう。 家庭訪問のときなどによく先生から様子を聞いて、次の診察に入りましょう、 ということになった。 注文した本が届いたら少しWISCをどう活かしたらいいかが分かるようになると思うので、 小学校担任に、 チャイムなし行動のための予告声掛けを依頼するなど、息子の特徴として欲しい対応を幾つか書いて、お願いをさせてもらおうと思う。 1年生からは、まだ入れないけと、2年生からは、その病院で月に1回だがグループのSSTも受けられることになった。 不安ばかりの暗中模索なこの一年だったが、 やるべきことや、具体的に気を配っておく点など、少し先が見えて来た感じがして、あーあ、やっぱりなという気持ちの中にも、まだ、でも頑張ろうという気持ちにもなれた。 今日の写真は、幼稚園で俳句もどきを作って書いたそうで、短詩文芸としては概念的で超すかたんだけど、まっ、本人としては頑張って作ったのだそうなので、載せてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.10 09:07:20
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