カテゴリ:音楽
月曜日におさらい会をしていたメンバーの予選が終了しました。
結果だけを見ると、なかなか思うようにはいきません。 しかし、その経過は十分賞讃に価します。 結果を指導者がまとめてもらうシステムになっているのでもらいに行きました。 前々日、チャレンジしてくれた生徒は1点足らずに通過できませんでした。 しかし、演奏が終わった後「がんばって弾けました」とメールをくれていました。 講評を読むに、きっと緊張して力が入っちゃったんだろうな…と 想像できました。 今日の4人のチャレンジャーのうち、一人だけ通過できなかった生徒がいました。 良い音でちゃんと注意して弾けてたんだけどな~…。 残念な事に、「これで最後だ!」と思った瞬間、最後の最後で一音弾き直してしまいました。 弾き直してはまずいです。 コンクールですから。 誰の目に見ても(耳に聴いても)明らかな減点部分は まっ先に線引きの対象になります。 コンクールですから…。 でも、それ以外は「とっても良かった…」と一緒に頑張ってきた仲間たちが いちばんよく解ってくれていたのがうれしかったです。 今回の収穫(成長)は、全員がちゃんと弾き始める前にきちんと鍵盤を見つめて 気持ちを治めてから弾き始められた事。 きちんと最後の音(休符)まで、きちんと楽譜を読んで弾いていた事。 (これ…結構、意外にいい加減に弾いていた出演者の多かった事に驚きました。) 優秀な指導者の先生からすれば 「え?そんな事?」と思われるかもしれませんが 私にとっては、ここのところ毎回言い続けてきた事でした。 あとは、緊張の中にも考えながら弾いているのが、大なり小なり伝わってきたこと。 これは自画自賛、親バカならぬ指導者バカの贔屓目の聴き方だったかもしれませんが でも、私には伝わってきました。 だからこそ、弾きなおしてしまった生徒の心の中が、読めたような気がしました。 他にも今までの様々なチャレンジの中でも、特に得ることの多かったチャレンジでした。 通過できなかった生徒には本当にかわいそうですが これも一緒に頑張ってきた仲間たちには、とてもいい経験だったと思います。 子供ながらに、目標を達し得なかった仲間への気遣い…。 自分は嬉しいはずなのに、なんとなく心から喜べない気持ち…。 それが垣間見えたのも、彼らの成長の表れでしょう。 もし、全員が通過していたらもろ手をあげて「バンザ~イ!バンザ~イ!」で 緊張感が解けてしまっていたかもしれません。 みんな、きっと次のステップへまた大きく羽ばたいてくれるでしょう。 私もそのお手伝い…頑張るね。 * * * * * * * * * 帰宅後、すぐに次の本選の課題曲をコピーして楽譜を用意しました。 メールで「今日中に取りに来て下さい」とお知らせしました。 予選の時は、二曲とも全員が楽譜を用意し、どちらも弾いてみて選びました。 今回は楽譜を注文している余裕がありません。 とりあえず、コピー譜で目を通してもらい、選曲したあとに 楽譜を用意してもらうようお願いしました。 「はい、帰ったらすぐ譜読みしてね。」という私に 「え~~~!今から~~~?!」と声を上げる生徒。 へ~~~、別にいいんだよ。 今日練習しないと譜読みのチャンスが一日分減るよ。 出来なければ『私には出来ません』って辞退すればいいだけだから。 ぎゃ~~~!!!それはいやっ!!!と首を振る横で 「ハイッ!させます!」と元気に返事をするお母さん(笑)。 祝宴を開くのは、もう少し先にしましょう。 頑張れ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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