カテゴリ:カテゴリ未分類
それが出来る者にとって、出来ない事が理解できない。
よくあります。 例えば、 両手を違えてピアノが弾ける者にとって、両手が一緒に動いてしまう事の現実を難しいとは感じない。 楽譜が読める者にとって、楽譜が読めないという現実(感覚?)を心底理解できない。 靴の紐を結べる者にとって、紐が結べないという現実を理解できない。 ・・・・・。 自分にも、それが出来なかった時の事は忘れてしまう。 お手本になるものをみて、写す。 大人にとって、単に写すだけならばよく見て、写すだけの事。 「【ちゃんと】見て写しなさい。」 【ちゃんと】一生懸命見てるんだよ。 単純な理屈を一通り説明された後、 「【ちゃんと】自分で考えなさい。」 【ちゃんと】一生懸命考えてるんだよ。 でもね。 人生経験たかだか数年の子供には、大人と同じようには出来ません。 楽典的な内容は、それが大人にとっては簡単な単純な事でも、 子供にとったら初めて聞く非現実的な理屈です。 待ち時間中にワーク的な事をやってもらっている時に、 私の背後で飛ぶお母さんの叱咤。 キュ~っと心が縮みます。 大人と同じようには出来ないんですよ、と言う事を 親御さんに説明して、わかってもらうのが私の仕事だね。 反省。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|