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カテゴリ:本堂耐震補強
愛知県の臨済宗寺院で、木造本堂の耐震補強の設計を進めています。 以前の打合せで、本堂正面の両脇は壁にという打合せをしました。ところが・・・ 「先日お施餓鬼をしたんですが、この窓がないと、風が入らなくなるんじゃないかと心配になって・・・」 確かに、最近の猛暑は半端じゃないですよね。愛知県は熱帯地方になったんではないかと冗談じゃなく思います。 「しかし、ここを壁にしないと・・・計算上、建築基準法で定めらている耐震強度が確保できませんよ」 「それも困るなあ」 臨済宗の本堂は本当に窓が多くて・・・柱の上に屋根が載っているだけというような軽快さが特徴です。お寺で育った住職はそんな構造に慣れていらっしゃるので、今更耐震力第一の考え方には馴染めないのもわかりますが・・・ 技術者としては、耐地震力の弱い建物を造るわけにはいきません。 寺院建築の設計 : 菅野企画設計 本堂を地震から守る:伝統構法による耐震診断・補強 寺院完成ギャラリー:〇 木造伽藍 〇 RC・鉄骨造伽藍 〇 納骨堂・山門・鐘楼 ○ Facebook ○ Instagram ○ Pinterest お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2020 03:27:25 PM
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