社寺の設計が得意な設計事務所

岐阜県の臨済宗寺院に、一風変わった位牌堂が完成間近です。

「どこにもないような建物がいいですねえ。実は、知り合いの設計士にお願いしたんですが・・・もうひとつ気に入らなくて」は住職。

設計は、こんな会話から始まりました。

「自然と手を合わせたくなるような・・・」
そこで、参拝者と仏様の間を光が結ぶ。そんなデザインを提案しました。

「面白いですねえ」気に入っていただいたので、実施設計と工事監理を伊藤に託しました。

久しぶりにお寺を訪ねると・・・
「本当にいい建物になりました。ありがとうございます。でも、照明がついてからまだ見ていないんですよ」



ふたりで建物の中に入り、照明を点灯しました。すると・・・

仏様をお祀りする金箔張りの仏壇に向かって、光の帯が浮き上がりました。

「これは！！・・・いい加減な仏像ではまずくなっちゃたなあ（笑）」

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