社寺の設計が得意な設計事務所

山梨県富士河口湖町の法華宗　妙本寺で本堂を造ります。
間口5.5間の木造本堂で、伝統的な入母屋造り瓦葺きですが・・・妻入りのデザインです。

「原寸を書いたら、妻壁の前包みが設計より上がって・・・妻壁が小さくなってしまったらしんです。どうしましょう」と関東事務所の川島。

原寸図を確認するため・・・
木工事を担当する吉祥組の千葉県野田市の加工場まで、足を運びました。



「瓦割りをしてみたら、向拝の軒が設計より深くなったんです。
先日、軒先の勾配は3寸以上確保するように指示されましたので・・・
その通りにしたら前包みが上がってしまって」

「でも、そんなことをしたら振り棟になってしまう。それは意図したデザインじゃない」

棟梁と意見交換の結果・・・両者納得の原寸図が描けました。

その後、彫刻家の染谷さんと虹梁などの彫り方を打ち合わせしました。