社寺の設計が得意な設計事務所

名古屋市の高野山真言宗　興正寺で密厳堂と回廊を造ります。

工事は㈱竹中工務店名古屋支店にお願いしています。

現場では、密厳堂の瓦葺き工事が完了し・・・次は回廊に入ります。
木工事は(有)白鳳社寺が担当していますが、木材の刻みを栃木県塩谷郡の（株）鵤工舎（いかるがこうしゃ）に手伝ってもらいます。

現場監督、東松と鵤工舎を訪ね、加工の様子をチェックしました。

刻み終えた木材を見て・・・「刃物が切れているなあ」



奈良の薬師寺の金堂や西塔を造った西岡常一棟梁の著作に、
「大工の一番大切な仕事は刃を研ぐことだ」と書いてあったと記憶しています。

鵤工舎は、故西岡棟梁の流れをくむ社寺建築専門の建設会社なので、きっとその教えを厳しく守っているのでしょうね。

それにしても、大工たちの若いこと！驚きました。