町工場の心意気

Feb 19, 2010

カテゴリ：おやじのぐち

今日の盛岡は　　曇り

モノを作る工場というのは
合理化をはかるためにほとんどが機械化していますが
最新科学技術だけではどうにもならない部分があり
人間の感覚を必要とする部分があるといいます

昔私が学生の頃に聞いた旋盤工のお兄さんの話では

機械はミリ単位の仕事は優秀でも
ミクロンの世界に入ると人の技術や
監視が必要になるというのです

逆のような気もするのですが

先日テレビで見たパラボナアンテナの工場で
原材料の特徴や品質によって成形する微妙な判断は
機械では不可能だということでした

もちろん性能に多くを求めない安価な製品は
金型でプレスしてポンとできるんでしょうけどね

盛岡へ遊びにおいでよ

埼玉の小さな町工場で作られた砲丸投げの玉が
オリンピックで公式採用され
アトランタとシドニーの大会で金銀銅独占しました

最新科学技術で造る玉より成績が良いというのも
やはり巧みの技でしょう

今回のバンクーバーオリンピックで
銀の長島圭一郎選手と銅の加藤条治選手
そのスケート靴は大企業が最新科学で製作したのではなく
一人の職人技によって生み出されたものでした

宇宙に飛び出すロケットの部品も小さな町工場で
作られているものが数多いと聞きます

ところが悲しいかな　
人間は年をとると作業の効率も精度も落ちてきますので
この巧みの技は若い人に伝えていかなければ
廃れていくことになり人類の損失（大袈裟？）

でも現在はホワイトカラーがもてはやされ
工場で働く油まみれの工員は
若い人には敬遠されがちとは悲しい

そして不況になると
多少粗悪でも安価な製品に片寄りがちで
経済力の弱い小さな町工場は倒産の憂き目にあいます

政府の事業仕分けでは
ロケットの技術競争は１位じゃなければ
いけないのかと愚問を投げかけたお方がいました

日本の技術の進歩を止めようというのでしょうか
一度進歩が止まればその人材は他に流れ
その技術は廃れることになることが
分からないのでしょうか

所詮　机上の空論を振りかざす
お役人や政治屋はその程度なのでしょう

廃れてはならない巧みの技にポンと予算を
振り分ける粋な計らいは出来ないのでしょうか

どうせ仕分けするなら
予算から甘い汁を吸おうとする泥棒政治屋を
仕分けして欲しいな

ないものはない！お買い物なら楽天市場

 本・ＣＤ・ＤＶＤ・ゲームをお探しなら、
全品送料無料の楽天ブックスへ！

日の運勢はいかに

金運・おやじ神社

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

Last updated Feb 19, 2010 02:42:00 PM
コメント(0) | コメントを書く

[おやじのぐち] カテゴリの最新記事