★OZ・えほんの部屋★

ラスト・イニング

映画にもなっているバッテリーの続編
｢バッテリー｣屈指の人気キャラクター瑞垣の目を通して語られる、彼らのその後の物語―と本の帯に書いてある。


うちのにーちゃんと瑞垣は熱いんだか冷めてるんだかよくわかんないところや屁理屈をこねくり回すところが似ている。


にーちゃんは、高1の夏にサッカーをやめた。勉強と両立できないからという理由で…
私は、やめるのに反対したー
勉強なんて、いつだって出来るけど、高校サッカーは、今だけだもんねぇ…
確かに成績は、2学期からよくなったけど、なんか、にーちゃんらしくなくなっちゃった。

そんなところにこの本が出たので、早々に買いましたよ。
野球をやめた瑞垣が、どうなっているのか見たかったから。
読もうとしたら、学年末試験の前にこんな本買って来る親がいるか(；一_一)って、言いながら、にーちゃんに奪われた。
にーちゃんも気になっていたのね。やっぱりー



にーちゃんの目を通して現代を見ると、いろんな情報が入りすぎちゃって夢見ることができない感じ
どうすれば得か、楽か、近道ばかり探していて、充足感がない。
あたしゃ、とりあえず、目の前にあることに一生懸命取り組んで、ダメなら、仕方ない。じゃ、また次～って、かんじに生きてきたから、失敗だらけの人生だけど、生き応えはある。
こんなのは、今、流行らんのか？


バッテリーもいいけど、 一瞬の風になれの方が、俺たちっぽくて好きだなって言ったにーちゃん
どちらも熱い青春小説。私の伝えたいメッセージは十二分に入っているけど(^_^;)
実のある今を生きて欲しいと願う親心～



＊余談＊
14日(土)娘とちびとばーちゃんと4人で｢バッテリー｣の映画を観にいった。
静かな映画館で、移動しまくるちび、後ろの人の視線に耐えかねて途中退場…
久々に感動したと涙したばーちゃん、帰宅後やたら張り切ってボールを投げている娘―きっと、いい映画だったに違いない。

にーちゃんがTUTAYAから借りてくる日を心待ちにしている(T_T)