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カテゴリ:海外旅行
スイスの旅六日目
フルカ峠(Furka Pass)は、ヴァレー州のグレッチュとウーリ州のレアルプとを結ぶ、スイス・ アルプスの高所にある峠。標識の標高2,436m(スイス国土地理院発表は2429m)で、ジームズ ・ボンド映画の『ゴールドフィンガー』の舞台の一つとなった。 平成26年7月25日(金) 12:46 前方にフルカ峠があり、道路脇をフルカ山岳蒸気鉄道が走る グレッチ(Gletsch)からのフルカ峠。 フルカ山岳蒸気鉄道のグレッチ駅があり、標高1762m。 ここから坂道になり、九十九折の坂道を上り、フルカ峠へと進む。 かつて100年前まではここまでローヌ氷河があったと グレッチ(Gletsch)を見下ろす。 ローヌ渓谷を流れるローヌ川で、ローヌ氷河から流れ出る氷河の溶け水は白濁した川となる。 スイス人はこれをグレッチャー・ミルヒ(氷河のミルク)と呼んでいる フルカ峠の山並みの左下がローヌ氷河だが、現在は谷に氷河はない 地球温暖化で、氷河は一年に約30m ~ 40m程後退していると バスの車窓からフルカ峠手前にあるホテルを望む 急斜面に180度のカーブが連続するが、こちら側(西側)の道幅は広い 急斜面に道があるため、Uターン部分(180度)は人工的に広げている 山の斜面の黄色〇部分が、ホテル 登山道にフルカ山岳蒸気鉄道の踏切 フルカ山岳蒸気鉄道は、レアルプとオーバーヴァルトの区間を路線に持つ鉄道会社である。 標高2431mのフルカ峠を越え、ローヌ氷河の近くを通過する。 ツェルマットとサン・モリッツを結ぶグレッシャー・エクスプレスが同じルートを通っていた が、フルカベーストンネルの完成により廃線になった 夏期のみの特別体験として人気の登山鉄道(写真はネットから) 廃線後、この歴史ある絶景路線をあきらめられない鉄道ファンが多く、翌年にはすぐボランティ アによる活動がスタート。その旧路線を修復し、電化することなく、各国に売却されていた蒸気 機関車を買い戻し・整備して「フルカ山岳蒸気鉄道 Dampfbahn Furka-Bergstrecke(DFB)」 として幻の路線を復活させました。 2000年にまずレアルプとグレッチ間が開通。 続けて現在の氷河特急も走るオーバーヴァルトまで延長し、2010年からはレアルプ駅=オーバー ヴァルト駅間の旧路線の全線が開通した 上ってきた道を振り返る、中央の山への坂道はインターラーケン方面 自転車で越える若者 左が登ってきたフルカ峠への道、右側の坂道はインターラーケン方面。 ローヌ渓谷のグレッチ(Gletsch)を見下ろす フルカ山岳蒸気鉄道のグレッチ(Gletsch)駅、ここから急斜面になる 北西方向、ユングフラウヨッホの山々があるが、山の形で山の名が解らず残念だが、 アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名峰が見えているのでは 登って来た道を振り返る。 南西方向、天気が良いとドーム、マッターホルン、モンブランが見えるのだろう。 白い線の道路の下をフルカ山岳蒸気鉄道の線路が見える 山の中腹に、ベルヴェデーレホテルが見え、左側にローヌ氷河がある 登って来た道を見下ろす(車窓から)。 道路の下に、フルカ山岳蒸気鉄道の線路も見える。 フルカ山岳蒸気鉄道は、かつては2160mの高所を全長1.874kmの旧フルカトンネルで抜けて いた。その前後は最大勾配110パーミルのアプト式、しかも冬季は豪雪地帯ゆえ雪崩の被害を 避けるために鉄橋を取り外すほどで、半年以上にわたり運休を余儀なくされる難所であった 13:10 フルカ峠手前の展望台へ立ち寄りトイレ休憩。 この奥にあるローヌ氷河には、グロット(氷河の洞窟)で、ローヌ氷河内部の見学ができる。 トイレ休憩のみで見学の時間がなくスルー 19世紀末に創業の「ホテル・ベルヴェデーレ」。 ベルヴェデーレとは「美しい眺め」という意味で、かつては氷河が眼前に広がっていたと 駐車場からローヌ渓谷を見下ろす 駐車場から見下ろすと、マーモットがいた ズームアップして追いかける 北西方向の、ユングフラウヨッホの山々が見える 私の高度計は、標高 2,220m を指していた 駐車場の裏山 駐車場の上から雪解け水。 フルカ峠は分水嶺になっており、この辺り(西側)の水はローヌ川となりスイス最大の湖である レマン湖に流れフランスを経て地中海へと流れる。東側はロイス川となりライン川と合流する 約15分のトイレ休憩で「ホテル・ベルヴェデーレ」を出発。 13:21 フルカ峠の下を新トンネル(16km)が開通して以来、それまで峠越えに2時間を要していたが 約20分で通過できるようになった フルカ峠は、冬季は閉鎖しており、開通は6 ~ 10月初旬 13:23 フルカ峠を越え東側へ。 東側の道は狭くなる、またフルカ峠が分水嶺のため、この辺りの水はロイス川となりライン川と 合流してドイツを経て北海へと流れる 道が狭く、ガードレールも無いので怖い アンデルマット(Andermatt)側のレストラン アンデルマット(Andermatt)への道 ツーリングも多いコース この雪解け水はロイス川となり、ライン川と合流してドイツを経て北海へと流れる 山の斜面には高山植物が咲き乱れる 13:30 渓谷をフルカ山岳蒸気鉄道が走る。 かつては、“氷河(グレッシャー)”という名前の由来でもある、ローヌ氷河の眼前を通るフル カ峠越えルートを走行していましたが、1982年から新たに開通したフルカトンネルを通るルー トに変更され、その旧路線は廃線となった ズームアップ 廃線後ボランティアの努力により、2000年にまずレアルプとグレッチ間が開通、2010年から はレアルプ駅=オーバーヴァルト駅間の旧路線の全線が開通し、夏期(6月下旬~10月上旬)のみ の特別体験として人気の登山鉄道が走っている ネットからSLの写真 道路脇の斜面に小さな教会が建ち、ルピナスが咲く 放牧されている牛、山には残雪が残る 車中からレアルプ(Realp)を見下ろす 道路が狭いのでツーリングのバイクは止まり、バスに譲る 13:40 レアルプ(Realp)の街並み、手前にレアルプ駅 1982年に開通した「フルカベーストンネル(15.442km)」の出口 標高1546mにある、レアルプ駅 ライン川へ流れるロイス川 鉄道は、ツェルマットとサン・モリッツを結ぶ、マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)で スイス一回目の1999年7月に氷河特急で通過した路線である。 この辺りは平地であるので、線路の中にラックレイルが無い 13:53 マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB) スイスの旅ー続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.29 13:11:51
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