食育その3:食のしつけ
ども、今日は「食育」の最終話です。【食のしつけ】1、生まれてから8年間が勝負人はいつからなら、自分に必要な食を摂る生活習慣が身につくのでしょうか。まず、0~3歳までは親とのスキンシップで精神状態が安定します。道徳を身につけるのに最も大事な時期は3~8歳までです。生まれてからの8年間が勝負で、その後の改善は難しいと言われています。8~10歳になるまでの2年間で脳が完成します。この2年間というのは、脳細胞と脳神経の発達が活発になるし、何故だろうという好奇心を持つ時期でもあります。自分が質問したことに対してする答えは受け入れるけど、尋ねてもいない箸の上げ下げを、「しつけ」と称して言われても、うるさいと感じて受け入れにくいわけです。ですから、基本的なマナーは8歳までに身についていないと、その後は一生身につかないと言われています。2、見ながら食事を控えるこの時期に控えてほしいのは、テレビを見ながら食事をすること。ダイニングとリビングが同じになっているという家もあるでしょう。でも、テレビを見ながらの食事は、親が子供を行儀作法を観察したり、しつけをする機会を失ってしまう原因です。*ガラのつぶやき*ガラは9歳までテレビを見ながらの食事をしたことがありません。そのせいか、食事中に気になるテレビ見ていると画面に釘付けになって箸が全く進みません。テレビを見ながら食事をするという器用なことができないのです。3、一品は手作りで非常に多くの女性が社会で活躍している時代ですから外から買ってくる食事が多いです。便利になったし、それが悪いというわけではないですが、一汁一菜くらいは作って欲しいというのが願いです。家の外で頑張っているのに、全部作れなんて言えません。一品でいいんです。「ああ、お母さんが作ってくれた、お父さんと手伝って用意した」とか。買ってきたパッケージごと食卓に出すのではなく、器においしく見えるように盛り付けるなど、家族のための一手間が食卓で変わるんです。そういう場面が心に絆として残るのです。そうすると、親を殺したり、生き物を傷つけるような子供にはならないから。そして大詰めです。人は20歳に骨密度が頂点に達するのですが、それまで食育を通してバランスよく食べ、太くて、重くて、密度のある骨を作ること。これがその先の人生を頑張れる健全な身体づくりに繋がります。*ガラのつぶやき*ガラは買ってきたものと作ってくれたものとが一目でわかるように、出来合い物はパッケージごと出してくれた方が嬉しいです。それは、大人だからでしょうか。でも、親が作ってくれたものだとずっと思っていたものが、買ってきていたものだとわかった時、とてもショックを受けるんじゃないかなと思います。「お袋の味が、実は出来合いものだった」というのは避けたいものです。注:この記事は、「週間 服部幸應のしあわせ♪Cooking 創刊号」の服部幸應氏のインタビューをもとに書きました。by gala応募受付中【プレゼント】純国名古屋きしめん「弐平(じへい)」