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2006年08月30日
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り~やんの日記で、米原万里さんが亡くなったことを知った。

米原万里さんを始めて知ったのは、テレビでだったかな。
確か、ソ連崩壊後に旧友を訪ねて、昔通ったロシア語学校のあったプラハなどを巡るドキュメンタリーか何かだった。
そのときに、この人の知的な語り口にすっかり虜になった。
そして、珍しいロシア語通訳という職業にも魅了された。
「やっぱり、2ヶ国語を操るには、小さいときにその言語に漬からなければダメなのね。」と思い込んだ。
思い込んだだけだった。

この夏のイタリア行きに選んだ本は、米原万里さんの本だった。
イースターに日本に帰ったときに何冊か買って帰って来たのだ。

そして、驚いた。
彼女は9歳から14歳までしか、ソヴィエト学校には通っていなかった。
その後東京外大でロシア語を学んで、ロシア語を習得する(通訳者のレベルにまで高めた)に至ったという。
だから、あれほどに日本語が美しかったのだ。
母語は日本語なのだ。

仕事に大変真摯で、仕事の前夜には、日英、英露の幾つかの辞典を検索して、突合せ、自分で(その分野の)用語集を作るのだという。彼女にだって、知らないロシア語は沢山あるのだ。それを埋めるべく、ものすごい努力をしてこその、技術だったのだ。

彼女の本には外国語習得のヒントが沢山ちりばめられている。それが主題なわけではないのだけれど。近道はない。日々精進あるのみ。

そんな米原万里さんが2006年5月25日に亡くなった。

卵巣癌が憎い。







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最終更新日  2006年08月31日 19時04分45秒
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