panfish diary
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4時に起床し、窓のブラインドを開ける。天気予報が余り良くないが、何とか雲は雨粒を落とさず堪えている。ただし、気温は低そうだ。 4時45分、食堂に行き朝食。アメリカ人の釣キチ50人位と我々15人の期待と不安が入り混じり、朝から食堂はテンションが高い。 毎年この釣宿は拡張され、新しいコンドミニウムが建っていく。それだけここの釣の人気が高いと言う事だ。 5時45分、6台の大型バンに分乗した釣り人が宿を出発し、シトカ港に向う。何時もながら一番ワクワクする時間帯だ。 我輩のノーチラスはフィンガー5(5番桟橋)に停めて有るので、ここでチームごとに別れそれぞれの舟に向かう。 キャプテン ケーシーに「今年も宜しく...」と挨拶すると、Welcome home!」と力強く握手で返してくれる。嬉しいね・・・ このチームは事前にムーチィングもやりたいとケーシーに言って有るので、十分な餌のへリングを積み込んでいてくれた。早速出港し、航程40分のポイントに向う。 (Day 1の出港、緊張するね。) 道中最近の釣果を訊ねてみると、シルバーはやはり殆ど上がっていない。ピンクに至っては3週間もその姿を見ていないとの事で、やはり異常気象が影響しているのか? 最初のポイントに到着、早速今回はムーチングを始める。餌のへリングの頭をカット、そこに2本針をセットする。錘は30号程度、ムーチングロッドで60mの底まで送り込み少しずつ巻き上げ魚を誘う。 キングは比較的底付近でヒットすることが多く、シルバーやピンクは中層より上が多い。 我輩に底付近で早速ヒットも、引きからこれはサーモンではない。案の定、昨日岸から釣ったクエールバックの大型。これも一人1匹はキープ出来る。 (前日岸から釣ったクエールバック、和名が解らない) 続いて今回初参加の本格釣師伊○君が、 水面から30フィートでヒット。何と少ないと言われるグッドサイズのシルバーを、一発で釣り上げる。 その後、各人がクエールバック、コッドを釣り上げた後、常連達ちゃんがハリバットの30ポンドクラスを掛けるが、これはシトカ湾内ではキープが許されていないので早速リリース。 その後伊○君が「何か変なのが付いて来てます。」と言って巻き上げていたが、上層で突然走り出す。「何だ?何だ?」と騒いでいたら、真っ黒の背中が見えキングではないか! 慎重に巻き上げて伊○君、初キングをゲット。これは嬉しいだろうね。初めての人は一匹キングを釣るまで、不安なのが良く解るよ。 その後この場所でトローリングに切り替えるが当りが無く、10時に場所替えで大きく移動。我輩も始めての島影に向う。 ここが最近良いらしく、周りにも10隻以上の舟がトローリングをしている。トローリングは竿が二本なので、4人の釣人は既に籤で順番を決めてあり、達ちゃん、我輩、伊○さん、福ちゃんの順と成った。 この順番もルールが有り、釣り上げればそれで交代だが、一匹目が規定以下でのリリース、又はバラシはもう一回のトライが許される。2ストライクアウトと言う訳だ。 流し始めて10分、100フィートにセットされた竿にヒットし、早速達ちゃんがファイト。一瞬キングかと思うような20ポンド近いグッドサイズのシルバーを上げる。 次は我輩の番でドキドキ待っていると、やはり100フィートにセットした竿にヒット、ファイトを始める。 キングの特徴らしく下に潜るのでシルバーでは無さそうだが、結構アッサリ上がってくる。25ポンドを超えるとキングは何回も糸を引き出すが、どうもこれは小さい。 ケーシーもネットをおいて上から魚を見ていたが、引き抜いて測ってみると27インチ、最低サイズの28インチに足りないので即刻リリースし、お父さんを呼んできてとお帰り願う。 1ストライクだがアウトでは無いので再トライ。5分後またも100フィートセットの竿にヒットし、何回かギアーを鳴らしながら糸を引き出していく。 しかし、リールを2回ほど巻いたところでプーンと軽くなり、バラシだ。掛かりが悪いと良くおきるが、我輩はろくなファイトもせずに残念ながら2ストライクでアウトとなり、伊○君に交代となる。 その5分後、またも100フィートセットにヒット、伊○君竿を握るがこれは型が良さそうだ。あっと言う間にかなりの糸を引き出し、しかも下へ下へと潜る。 そしてこれもキングの特徴だが、かなりの確率で一瞬バラシたかと思うくらいのスピードで船に向かってくる。この時糸がフケるとバラシになるので、大急ぎでリールでラインを巻き取らいければ成らない。 それからもかなり下への突っ込み、方向転換を繰り返し相当のサイズと想像できる。キングは船縁まで持ってきても、そこからネットインまでにバラすことが多く、最後まで気を抜けない。 2度船縁で10メートルほどラインを引き出したが、漸くネットイン。 これはデカイ。早速計測してみると何と38ポンド、過去5年間で我々の中では42ポンドに次ぐ2番目の記録魚となり、我輩の35ポンドが3番目へと格下げになる。 (38ポンドが如何に大きいか・・この日はキング2匹、シルバー3匹、うちシルバー1匹はハリバットを釣ながらムーチングで我輩がゲット) しかも後で解体するとこれがホワイトサーモンと解り、これもこの5年間で3匹目の希少魚。いや~、伊○君、人生の中でも一つの晴れ舞台だね。 (解体したところ、身が白いのが分かるかな?) この後、トローリングの当りが無くなり、時間も迫る中ハリバット釣に移動する。今度は船を水深100メートルほどの場所にアンカーリングし、ゴツイ針に先程のサーモンのガッツ(内臓)、鰓、頭、骨の付いた身などを付けて底まで落とす。 大体,ハリバットが直ぐに当たる事は無く、最初はイエローアイやコッドが遊びに来るのが普通だ。その細かい当りが消えると、いよいよハリバットの登場と成る。 しかし、今日はトローリングで時間を費やし、ハリバット釣りを始めたのが12時過ぎと通常よりかなり遅い。今日はどうもデカイハリバットの集まる暇が無かったらしく、小型3匹で3時となりDay 1が終了した。 今年のシトカのレギュレーションでは、キングが1匹/人/日、2匹/年間/人なので、3日間毎日キングは釣れない。シルバーは6匹/人/日で年間の制限は無く昨年と変更は無いが、今年は絶対リミットまで釣れないだろう。 一日目に我輩のチームはキングが合計2匹だったので、後2日間で6匹のキングまで許される事に成る。 ハリバットは今年レギュレーション変更が有り、昨年までの2匹/人/日が1匹/人/日と一回変わったらしいが、それでは余りに釣り人にひどいと言う事で、アラスカの知事が前の規定に戻してくれたらしい。 お陰で何とかリミットは8匹/日/チーム(4人)と成ったが、今日は合計で3匹/日/チームなので大幅リミット未達だ。 宿に帰って他のチームの成績を聞くと、キングフルマーク(全員分釣り上げ)、ハリバットフルマークが2チームもあった。 ただし我輩のチームのキング38ポンドを抜く大型は無く、伊○君のお陰でキング部門のデイトップは取れてホッと一息。 ハリバットは3人のチームが合計15匹を釣って、9匹もリリースしたらしい。ただしトップでも114.8ポンド止まりと例年に比べると超大物が登場していない。 これなら明日以降でチームのシーズントップのチャンスも有りそうと、明日に期待して眠りについた。
Day 3 2008年07月13日
Day 2 2008年07月12日
5年目のアラスカ釣行・・・・ 2008年07月10日
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