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「康介、ちょっと」
「はい」 はい、という声。素直な響く声。平井コーチの呼び止めに答えた短いひとこと。 一瞬のことだったけど、その声をきっと一生忘れない。 偶然な幸運は2005年1月にやってきた。アテネオリンピックと時を同じくして娘は県の学童水泳大会に出場。これがきっかけで水泳を再開。毎日4キロほど泳ぐ、疲れ果てる、眠る日々。 大丈夫かな?と親は心配だったけど、水泳に出会ってなかったら今頃どうなっていただろう?なんて本人はケロッと言うのだ。水泳に時間を奪われ、時間を大切にするようになった為1日1日に濃い時間が流れるのだろうか? そしてとうとうある日憧れの康介選手に会えてしまった。 そのとき、とっさに携帯電話を出したものの、どうしていいかわからない。こんなことになるなら、写真を撮ってみたりすればよかったと思っても遅い。娘と並んで下さったのを撮ろうとしたら、夜空をパシャリと撮してしまった。 「お母さん、落ち着いて下さい」と平井コーチが言ってくださった。 だから、宝物の写真はせっかくなのにぼけている。だけど、みんな見た瞬間に 「あれー?北島じゃない!どうして?」と叫ぶ!?写真になっている。 写真はぼけているけど、あの声は一生忘れない。あんな大選手がコーチに対して丁寧に自然にした返事。 だから大選手なのかもと確信した声 「はい」という声 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 2, 2006 09:35:26 PM
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