カテゴリ:亡き慈夫に
「わたしを信じる者は死んでも生きる。」(聖書)
死ぬとは何かと改めて考える。 わが子は確かに死んだのだ。 ほほえみながら棺に横たわっていたのだ。 花に埋められていたのだ。 周りでは友人たちが泣いていたのだ。 ボクたちは棺に寄り添って火葬場に行ったのだ。 その体は焼かれてみんなで骨を拾ったのだ。 そして葬儀を執り行ったのだ。 心落ち着いてくると、死んだ実感は消え 日ごとに彼は生きているとの感が深まりゆく。 話さえできそうにも近く感じる。 「ねぇ慈夫、あのねぇ・・・・」 彼は本当に死んだ。 しかし彼は生きている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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