カテゴリ:亡き慈夫に
死んだような気がしない日には
骨になり、灰になり、粉になった彼を思い出す。 面影は残像に過ぎないが。 幼稚園から手をつないで帰った日。 遊びに行った帰り、泣き止まなかった日。 (もっと遊びたくて) 一緒にカブトムシを捕りに行った日。 マウンテンバイクを買いに行った日。 頼もしかった青年時代。 危急の時には顔を出してくれた。 手も惜しまず出してくれて。 何度も助けられた。 でも青年時代のその向こうから 天に梯子をかけて登っていった。 まるで老いに向かう両親に道を備えるように。 夜空に向かって 「生まれてくれてありがとう」 「生まれてくれてありがとう」 今日はずっと話しかけて歩いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014年07月26日 21時55分59秒
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