カテゴリ:山とスキーの道具
テレマークの師匠が今シーズンゲレンデで使っている板、DYNASTARのCHAM97が欲しくてたまらず、1月中旬からネットで探していたのですが、先日の楽天セールで値段が下がったので購入しました。 私は山で使う予定なので、CHAM HIGH MOUNTAIN 97にしました。 CHAM97より片足で600グラム程軽いようです。 片方の重さは、長さ178センチで1710グラムです。 ビンディングは、バーディクトに付いていたスイッチバックX2を取り外して移植しました。 取り外したついでに、スイッチバックの裏蓋を外してみました。 下の写真のようにシンプルな構造です。 次回外した時にシリコングリスでグリスアップしようと思います。 今回、ビンディング交換のついでに、バーディクトの穴を参考に自分のブーツサイズ用テンプレートを、アクリル板で作成しました。 トゥピースの穴位置を決める時に、一度にヒールピースとボレークランポンの位置もケガけるようにするためです。 トゥピースを仮止めしてからブーツをセットしてブーツに合わせてヒールピースの位置を決め、さらにヒールピースを付けてからクランポンの位置を決めるのは、一度にドリリングできないので面倒です。 なので、同じブーツサイズを使うなら、テンプレートがあると便利なはずです。 以前、TLT用のテンプレートを作成した時は、結局その後は使用しませんでした。 しかし、スイッチバックの方はもう一回は使用する予定なので無駄にはならないと思います。 なお、スイッチバック付属のテンプレートは、現物と僅かにずれているようです。 テンプレートは、ビンディング取り付けビスの前後の間隔は112ミリですが、現物は111.3ミリです。 なぜ0.7ミリテンプレートの方が大きいのでしょうか? ビンディングを踏み込んだ時に、プラスチックが歪み、広がることを考慮してなのか。 それとも、G3などとの互換性のためなのでしょうか? G3タルガアッセントのテンプレートは111.3ミリです。 よく分かりませんが、気になるので現物に合わせて僅かに修正してみました。 それから、一度嵌めたスイッチバックのメクラを外す場合、ヒールプレート側は先の尖ったものでこじると開きますが、問題は前側の丸いメクラです。 これを外す良い方法はあるのでしょうか? 周りをこじると本体が傷つくので、今回はメクラに小さな木ねじをねじ込んで引っ張って抜きました。 メクラに空いた小さな穴は木工用ボンドで埋めました。 次回外す時は、またその穴を使って外す予定です。 そして、今回一番悩んだのはビンディングの取り付け位置です。 板を購入したショップでは、テレマークもアルペン同様、スキーセンターをブーツセンターに合わせて取り付けているそうです。 ネットで検索すると、4FRNTやG3の板では、テレマークでもブーツセンターをスキーセンターに合わせて取り付けている方はいるようでした。 178センチのシャムだと、コードセンターはスキーセンターの約105ミリも前になります。 スキーセンターにブーツセンターを合わせて取り付けると、私のブーツサイズの場合、コードセンターより約53ミリ前方に取り付けることになります。 師匠はスキーセンターから1cmセットバックして取り付けたそうですので、コードセンターからは約43ミリセットフロントということになります(178センチで私のブーツサイズの場合)。 しかし、師匠のビンディングはNTNです。 ロッテフェラーのサイトのテンプレートを見ると、NTNはスキーセンターにブーツセンターを合わせることが推奨されているようです。 ですから、一般的なケーブルビンディングを取り付ける私の場合、NTNを取り付けている師匠と同じ位置というわけにはいかないようです。 テレマークを始めた時から使っているK2フジャティブはツインチップで約45ミリセットフロント、先日取り付けたベクターBCはメーカー指定通りにつけて約40ミリ、コードセンターからセットフロントしています。 それらを参考に、今回も40ミリ程度セットフロントで取り付けるつもりでしたが、師匠に相談したところ、シャムはツインチップではないので、NTNを使うのでなければ、セットフロントは30ミリぐらいまでにしておいたほうが良いのでは、というアドバイスを頂きました。 師匠の推奨は、投影センターからセットフロント20ミリということで、師匠の足より1センチ大きいブーツを使っている私は、そこから5ミリ余分に取ることにしました。 ということで、25ミリセットフロントで取り付けることにしました。 はたしてどのような滑り心地になるのか不安と期待を抱きながら、地元山岳会の方々といっしょに、オグナほたかスキー場へ行ってきました。 午前中前半はベクターBCで少しだけ山に入りました。 昨日までの降雪で、この時期にしては楽しい雪でした。 そして後半は、いよいよシャム97の登場です。 以下は、シャム97初滑り一本目と二本目の映像です。 シャム97は、非常に滑りやすい板だと思いました。 テレマークを始めてから、師匠に借りた板も含めて8本の板しか乗ったことはありませんが、その中ではダントツに乗りやすいと思いました。 良く曲がるし、ゲレンデ脇を滑った限りでは、新雪も良く浮き、多少のモナカでも行けるような気がしました。 師匠も言っていましたが、サイドカーブが15と小さいからなのか、切れ上がるように走る板だと感じました。 今日乗った限りでは、今回のビンディング取り付け位置は、私に合っていると思いました。 上の写真は後ろ側から撮ったのでいまいち正確な形を写していませんが、この板は形がなんとも美しいです。惚れました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.26 11:20:03
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