テーマ:管から見える世界(760)
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岡田外相が23日の閣僚懇談会で、国会の開会式での天皇陛下のお言葉について
『ほぼ毎回同じ内容で閣議決定されている』 と見直しを提起したという。 ***** 仮に、岡田さんが陛下の位置づけをタイ国王のごとく考えているのなら、それは認識を間違っている。 タイ国王は国家元首であり『尊敬し崇拝すべき地位』と、『タイ軍の総帥』さらに『仏教徒であり宗教の保護者』ある。 その言葉には政治的、軍事的、宗教的に重みを持ち、それを発する権限も有している。 日本に話を戻すと、国会でのお言葉については、内閣の助言と承認というプロセスで決定され、陛下ご自身の主観的な意見を主張されることは、現憲法にはなじまない。 また、内閣の助言についても、現内閣の政治方針を盛り込まれるような仕組みになれば、陛下を政治利用することにも繋がる。 日本国の象徴であり日本国民統合の象徴としての位置づけからすれば、国会開会式のお言葉は儀礼的にすべきで、内閣の強い意向を反映するかのような内容に変えるべき性格でないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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