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北京出発の日。 荷物をパッキングして、宿のおばちゃんや、従業員に挨拶をして、写真をみんなで撮って宿を後にした。 北京の駅までは、イーシャン(中国人)と、韓国人二人が、見送りにきてくれた。イーシャンは僕に、チャイナ服をプレゼントしてくれた。 結構、列車の時間がヤバイのに、彼らは何枚も記念写真を撮って、「だいじょぶだいじょぶ。中国の電車は時間守らんから。」と言っていた。 北京駅前。 いわんこっちゃない。 案の定、ホームに行くと、列車は出発寸前!サヨナラも走りながらになってしまった。 旅先で出会うみんなは、温かい。 一人旅ってええなぁ。と、再々確認した。 列車に乗ると、自分の切符の番号の席へいく。僕の席は、2段ベッドの上。 窓から景色を見る時は、下の人のベッドに座らせてもらう。 パッと見て、外国人は僕だけだった。 車両の中は、中華風の音楽が流れていて、みんな、マージャンしたり、ヒマワリの種を食ったり。 ん~中国♪ とりあえず、探検やろ? と、車内を見て回った。 中国人は、常に、お茶の葉と、ガラスの水筒を持っていて、色んなトコにある、お湯でMYお茶を作る。案の定、座席の下に、お湯の入ったヤカンがあった。 上海に着いたら、マイお茶の葉、マイ水筒を買おう。と思った。 北京から上海まで、電車で15時間。 僕は、流れる景色が大好物なので、全く苦痛はない。 途中、停まった駅で物売りの人から、食べ物を買う。 中国では、ラーメンは見かけなかったが、ここではカップラーメンはあった! 辛めだが、うまい。駅弁も買ったが、ご飯がドブ臭くて食えるか!ってな感じである。 色んな人が話しかけてきたが、この移動でゆっくりできて、風邪は完治。 ただ、今どこを走ってるのかが、検討もつかず「上海通り過ぎてないよなぁ」ってずっと不安だった。 とにかく、列車は中国らしさをモロに出してて、トイレはボットンで線路に垂れ流し、入り口ドアは駅員がきていちいち手で開ける、そこら中で口ゲンカしてる。 そうして、なんとかかんとか、僕は、大都会「上海」に着いたのである。 その16につづく。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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