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カテゴリ:プロ棋界・プロ棋士・将棋連盟
ここのところ藤井四段の負けが目立ってきたように思います。連勝中は強い部分だけが目に付き弱点が見えていなかったような気がします。
渡辺竜王も「もう少しサンプルが欲しい」と言っていたくらいです。 以前から僕は、もしも知識や経験を詰め込めるとしたら最も強いのは何歳くらいか? という事を考えていました。 無茶な条件ですが(知識を詰め込み、経験の差がなく同等ならと言うべきなのか?)、そうなれば体力のある時期もしくは反射神経の鋭い時期という事になります。 TVゲームでシューティングゲームというのがありますが、かつては優れたプレイヤーを『A級シューター』という呼び方をしていました。(今はどうなんだろう?) そのA級シューターの年齢層は14~21歳だったか(12歳~だったか?)。まさに反射神経命のゲームですから。 将棋においても特に秒読みでは反射神経が鋭ければ有利になります。反射神経という言葉がピンとこなければ『頭の回転』と置き換えてもいいかと思います。 谷川九段が全日プロで森内九段に敗れた時に「20歳の頃が一番強かった」と嘆きました。 升田幸三九段は「自分は六段の頃の方が強い部分は一番強かったような気がする」と言いました。 米長九段も「将棋が上手くなるということは、退歩していることになるのではないか」と言いました。 しかしそれが将棋の全てではないようです。(結局、無茶な条件はクリア出来ない) 羽生2冠が7冠王になったのが25歳。25歳くらいが色んな要素が充実した最強の時期というのが定説のようです。 とにかく藤井四段はこれからの棋士です。 あれこれ結論めいた事を言う気の早い人もいるようですが、今何を言っていても1年後・2年後には撤回する事になるのではないでしょうか。 藤井四段の何が凄いのか。 どれだけ勝っても、どれだけ連勝しても満足せず、貪欲に強くなる事・勝つ事を望む。どれだけ騒がれても注目されても、浮かれない。自分のペースを守る。 これに尽きるのではないでしょうか。こんな事は教えたところで到底身に付くものとは思えません。祖母から「勝って奢るな、負けて腐るな」と教えられたという事もあるでしょうが、やはり持って生まれた本人の資質という気がします。 ……どうも書いていて、何を今更的な思いがしてなりません。何を当たり前の事を書いているのやら。書く事に何か意味があるのか? という気がしています。 ついでに予言というか予想をしておきます。 藤井四段は進学しないような気がします。 これは個人の勝手な予想に過ぎません。本人がどちらを選択しても立派な決断だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.09 13:41:32
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