テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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今日の話題は、「南極と地震」です。
南極には、エレバス山などの火山があります。火山があると言うことは、火山性の地震もあります。昭和基地では有感地震はほとんどありません。しかし、南極大陸以外の大陸プレートが動いて地震になった波は昭和基地まで届きます。 昭和基地は比較的地震が少ないことと、雑音になる震動が少ないことから、地球上のどこかで大きな地震があった時、昭和基地で観測することができます。こうして地球規模の地震観測を行っています。 いっぽう、昔は南極氷床の厚さを計測するため人工地震観測が行われていました。大陸のある地点に地震を起こすため爆薬を設置し、数キロ離れた点に数か所地震計を設置しておきます。そうすることによって直接伝わる地震の波と氷の下の基盤から反射してきた波を測定することにより、その差から反射点の氷の表面から基盤までの厚さを計測していました。 現在では、この人工地震観測に変わって、氷の厚さを測る道具として電波を用いたアイスレーダが活躍しています。このレーダ観測を南極で実施したのは筆者です。アイスレーダの話は、後日、日記にしたいと思います。 エレバス山 http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/erebus/gaiyou.htm ■PEN□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 15, 2006 12:21:50 PM
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