テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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今日の話題は、「南極と地質」です。
南極観測隊は、冬のあける10月ごろから大陸沿岸に地学調査やペンギンアザラシなどの調査に出かけます。昭和基地から120 km離れたスカーレンという場所付近にガーネットサンドと呼ばれる砂があります。 ガーネットサンドは、宝石のガーネットの不純物の多い鉱物が砕けて砂になったものです。波打ちぎわの砂浜が赤い色に縞のように染まっていてきれいです。これをすくってきて赤い部分だけにすると友愛の砂ガーネットサンドが出来上がりです。 いっぽう、風が強い南極では、岩が侵食されてサッコン石と呼ばれる三角錐の石ができたり、岩にぶつかった砂により丸い穴が開いている岩もあります。それを蜂の巣岩といいます。そうした風化した岩もそうですが、露がんは切り立った絶壁状の岩山が多いです。氷河で削られることもありますのでそういったダイナミックな地形が見られます。 岩石を調べると、大陸移動説を証明する様に昭和基地の付近とインドのスリランカの岩石の成分が一致します。1万kmも離れているのに不思議ですね! ■PEN□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 16, 2006 11:39:30 AM
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