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Jul 23, 2015
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カテゴリ:舞台
 7/20月曜日に観てきました。ライブでモーツァルトのオペラを観るのは今回が初めてということもあり非常に楽しみにしていました。そして何より、今まで観てきたオペラは原作の舞台に忠実なものばかりだったので今回の宮本亜門演出のオペラはどのようになるのか非常に楽しみにしていました。私は映画を観るときもそうなのですが、予め情報は入れない人なんです。なぜならできるだけ先入観無しで観たいからです。今回のオペラは写真を数点を見ました。明らかに舞台は原作に忠実なものではなさそうでしたので、期待半分、不安半分でした。
 
まず会場に入って感じたのは、今まで観てきた海外の引越し公演とは違う雰囲気でした。客層は明らかに違いました。着ているものがまず違いました。綺麗に着飾った人はいつものオペラ公演と比べても半分も見ませんでした。それに外人が殆どいなかったのも印象的でした。宮本亜門演出ということもあり、中には今までオペラを観たことのない宮本亜門ファンも観に来ているようで、実際私の後ろの席の方は初めてのオペラ鑑賞のようでした。

 大好きな魔笛、初めての大好きなモーツァルトのライブでのワクワク感とともに上演開始。序曲が流れる中、舞台は徐々に明るくなります。浮かび上がる一般家庭のリビングと思しきセット。登場人物が次々と出てきます。3人の子供、おじいさん、そして母親。新しく買ってきたビデオゲームでしょうか。それらしきソフトウェアのパッケージ、そして本体がテーブルの上に。セッティングして電源を入れるとゲームの画面が部屋の中にある大きなモニターに映し出されます。そこにはゲームタイトル、そして登場人物としてタミーナ、タミーノ、パパゲーノらの名前とキャラクタモデリングが。各スキルまで出てくるという凝ったものでした。ここでゲームの世界で物語が展開されてゆくのでは?という期待が膨らみます。そこで、父親が帰ってきます。なにやら仕事で嫌なことがあったのか、はたまた家族とうまくいっていないのか家族との揉め事が。父と母の喧嘩、子供たちとの争い。テレビのリモコン?を家族と取り合いしていると、引張りあっていた勢いがあまって父親がモニターにぶつかってモニターが割れた! そして父親がモニターの中に消えてしまい序曲が終了。退屈な序曲(?)を存分に生かした演出でみんなの期待を盛り上げます。暗転した後にキューブ形の舞台が照明に照らされ、壁面、床、共にワイヤーフレームで構成された舞台が登場。そこに映し出されるCGワイヤーフレームの大蛇と共に第一幕がスタート。見事な流れの中舞台をビデオゲームに移して本編が始まりました。気絶から立ち直ったスーツ姿のままの父親がタミーノに扮しています。状況が飲み込めないタミーノ。容赦なく襲う大蛇。格闘の末倒れてしまうが、そこで3人の侍女が登場。非常にポップなデザインが印象的なコミカルな侍女の登場にまたもや世界観が広がります。ここでのアリアは3人のかけあいが非常に楽しく、また美しい3重唱のハーモニーを聴かせてくれます。そこで鳥刺しも登場しコミカルなやりとりが続きます。
 
 ここまでの流れですべてが決まりました。世界観は実はセットのつくりも大きく影響していると感じました。あの絶妙に閉ざされた空間の具合がビデオゲーム内という特殊な空間を、見事に、確実に、そっと、見るものに浸透させています。ワイヤーフレームから静かにテクスチャマッピングされた空間へと変わるのもうまいと感じました。海外の音楽祭などでたまに見られる新演出の歯切れの悪さとは大違いで確実に洗練されていました。自由な発想と迷いを感じられない堂々とした演出は素晴らしいの一言です。映像を駆使した新しい見せ方は流行を導入した陳腐なものではなく、確実に必要不可欠なものとして大きな説得力と存在感により見るものを圧倒させてくれました。

 今回初めて宮本亜門の演出を観ました。もっと色々観たいと感じましたね。これは観に来て良かったと素直に感じました。

 今回はこれまで。本当に導入部分で終わるので今後どのように紹介しようかと悩んでいますが、このオペラの楽しさを、オペラに興味の無い方々にオペラの偏見を払拭させるべく、頑張って記事を書いていこうと思います。


東京二期会オペラ劇場リンツ州立歌劇場共同制作`魔笛`





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Last updated  Jul 24, 2015 09:55:04 PM
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