どうしても欲しかった函入り女
小説を読むだけなら文庫本だって売ってるし、いつでも紙媒体で入手できるものを「いや今回はどうしても昔持っていた函入り本で手に入れたい」と思ってしまったんですねえ。どうも新刊本はなさそうなので古書店を何軒か回りましたが見当たりません。併せてネットでも検索してみますが「函入り」となると微妙にプレミアが付いてるような感じでどうしても二の足を踏んでいる状態でした。ところが思いついて久し振りにヤフ奥を覗いてみますと目的の本プラス2冊(いずれも函入り本)が手ごろな価格で見つかりました。しかしヤフ奥って終了が大体夜遅くて朝起きたら「終了寸前に誰かが落札してました。」ってパターンが多かったので大して期待もせずに目覚めましたら今回はすんなりと「あなたが落札者さまです」になったのでした。何かのはずみでどうしても読みたくなって再読しましたがまあ一言で「傑作です。」ところで私が手放した本の中で「もう一度読みたい」って言うか手に入れたい本が数冊あります。いずれも文庫本なので入手は簡単だろうと舐めておりましたが入手困難もしくは手が出ないほどのプレミアム価格となっていました。これだからやっぱり本は捨ててはいけないのですよ。結婚以来何十年にもわたって妻から「本を捨てろ」と言われてますが「これぞ」って本は埋蔵しておくべきなのです。はい。