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2022年NHK大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 の感想です。
この回は、周りの勢いに負けて結局は面倒を押し付けられ 振り回されてしまう主人公の北条義時(小栗 旬さん)と、 豊臣秀吉に負けず劣らず“人たらし全開”を発揮した源 頼朝 (大泉 洋さん)の回でした。 頼朝はもう序盤から、自分を慕ってくれる山内首藤経俊に 「そちの気持ちはしかと受け取った」。 自分への好意を感じ、ここは引けば向こうから押してくる であろうと読んだのか、政子には優しく拒絶してかえって 気持ちが燃え上がらせる。 そしてラストで義時には「お前にだけは言う」のキメ台詞。 幼少の頃に今川家の人質となった徳川家康もそうですが、 多感な十代の時期に常に周囲の言動に気を遣う生活をして 苦労していると、人間観察力と人を喜ばせて動かす言葉が 身につくのでしょうか。 頼朝から見たら「不器用で他者に使われるばかりで要領の 悪いやつだけど、この義時なら信頼できる」という思いが あったのかなとも思えました。 こちらではいろいろな感想で盛り上がっています。 ⇒ ⇒ #鎌倉殿の13人 大河ドラマ館は現在準備中で、鎌倉市の鶴岡八幡宮の 境内に、3月1日にオープンの予定となっています。 ⇒ ⇒ こちら ![]() 自分が留守の間に源頼朝が大問題を起こして逃走、しかもその頼朝を北条家がかくまった ということで、伊東祐親(浅野和之さん)は兵を率いて北条家に乗り込んできました。 対応する北条時政(坂東彌十郎さん)・宗時(片岡愛之助さん)親子が祐親の要求を 拒否すると、祐親の家臣たちが矢をつがえて時政たちに向け、あわやという事態に。 しかしすんでのところで相模の武士団を束ねる大庭景親(國村 隼さん)が駆けつけて、 北条と伊東の仲裁に入りました。 ![]() 景親の話によると、三浦義澄・義村が自分を訪ねてきて北条が頼朝をかくまっていると 知らせ、このままでは北条と伊東で戦になると判断して相模から急行したのでした。 三者で話し合いをしたところ、時政は頼朝を伊東に渡す気はなく、祐親は平相国から 預かった頼朝だから北条に移す気はない、と言います。 しかし景親が「ならば平相国の許しもなく勝手に頼朝の命を奪えない。殺したことが 知れたらお主もただじゃ済まない。頼朝は北条家に預けお前の娘とは縁を切らせる。 この辺りが収めどころだ。」となだめると祐親もしぶしぶ納得しました。 景親は頼朝のことは自分が平相国に伝えておくと言い、領地に帰っていきました。 ![]() 頼朝を連れて富士の裾野まで逃げていた北条義時(小栗 旬さん)が帰ってきました。 これから身を寄せる北条家に頼朝は挨拶をし、頼朝を歓迎する兄・宗時と姉・政子 (小池栄子さん)は好意的に、特に歓迎しているわけではない父・時政と義時はそれ なりに、頼朝に挨拶をしました。 食事のことを政子に訊かれて「好き嫌いを言える立場ではない。任せる。」と言って いた頼朝ですが、従者の安達盛長(野添義弘さん)は後でしっかり自分の好物を伝言 させていて、頼朝が好きな政子はそう聞いて張りきっていました。 ![]() 父・伊東祐親の不在時に頼朝との子までなしてしまった八重は父の怒りを買い、頼朝と 別れた後は下人と再婚することになりました。 伊東祐清(竹財輝之助さん)は妹の八重を不憫に思い、嫁ぐ前にもう一度だけ頼朝に 会いたいという八重の願いを叶えてやろうと、宗時と図りました。 そこで父・祐親の目の届かぬ武蔵の比企能員の館で二人を会わせることにし、義時は 頼朝を武蔵に連れてくるよう宗時に頼まれてしまいました。 ![]() なんでも食べると言っておきながら源 頼朝(大泉 洋さん)はやはりアジは好まぬと 言い、でも頼朝はアジの小骨が嫌なのだろうと察した政子は魚の小骨を抜いて頼朝に 出し、美味しいから是非食べてくれと頼朝に勧めます。 自分に甲斐甲斐しく尽くしてくれる政子に、頼朝はまんざらでもなさそうでした。 この後で義時が比企館に行くことを伝えたのですが、頼朝は八重には会わないから 行かないと、さらに宗時には自分に挙兵の期待をしないよう義時から伝えてほしい と言って、退出してしまいました。 ![]() 頼朝は八重には会わないけど、政子を三島明神の参拝に誘いました。 歩く道すがら身の上を語る頼朝の気持ちに政子は寄り添おうとします。 「八重のような思いをさせたくない」と頼朝は政子の思いをやんわりと断りますが、 政子はそんなことで引き下がる女ではありません。 頼朝の手を取って「自分なりに佐殿をお支えしたい」とさらに押し、そんな政子の 気持ちが嬉しかったのか頼朝も政子の手を取り「生き長らえてこれほど深く感じた ことはない」と返して政子と共に歩む決意をしました。 ![]() さて、頼朝を連れてこられぬまま途中で堤 信遠に酷い目にあわされながらも、義時は 報告のために比企の館に着きました。 兄・宗時から謝罪の役目を押し付けられた義時は、頼朝の乳母の比企尼(草笛光子 さん)にとにかく謝るしかなく、比企能員(佐藤二朗さん)や妻の道(堀内敬子さん) からも苦情を言われ、義時は返す言葉もありませんでした。 でも比企尼が「この二人は頼朝が来なくて内心はほっとしている」と義時をかばって くれ、さらに義時には自分はいつでも頼朝を待っていると言伝を頼みました。 ![]() 義時は館に先に来て頼朝の到着を待ちわびる八重のところに行き、頼朝はここには 来ないと八重に伝えました。 義時は八重を思って無難な嘘をつくもののすぐに八重に見破られ、なぜ命懸けで嘘を つかぬ、なぜ頼朝はここに来ないのかと、八重になじられるばかりでした。 そして兄・宗時と伊東祐清のところへ行き、頼朝に挙兵の意思はあるのかと尋ねると、 どうやらそれは宗時の独りよがりの勝手な思いこみでした。 祐清から話が違うと文句が出だしたら、宗時はすかさず「佐殿は我らを試しているのだ。 坂東武者の棟梁となるべきお方はさすがだ!」と話をごまかし、祐清も妙に納得して しまって、宗時と祐清は挙兵に向けて次の一手を二人で考え始めました。 ![]() 宗時と義時が伊豆の北条館に戻ると、妻となるりくが到着してせっかく皆に紹介しよう と思ったのに誰もいないと、父・時政が怒っていました。 聞けば姉・政子は頼朝と二人でこの家を出ていってしまい、頼朝とつながりたい宗時は 喜んでいましたが、義時はそれには反対でした。 父から頼朝が湯河原の土肥実平のところに行ったと聞き、義時もすぐに後を追いました。 ![]() 頼朝と一緒に湯河原に向かったと思われた政子は実は、まずは頼朝のことをはっきり させようと、伊東館の八重(新垣結衣さん)のところに来ていました。 八重と対峙した政子は頭を下げて八重に礼をとるものの、頼朝への思いを断ち切って 欲しいとはっきりと言います。 政子の態度を見て八重は現状を察し、政子のことを認めました。 そして最後は八重の女子としての意地なのか、傍にいたからこそわかる頼朝の性格や 体調のことを政子に伝え、政子も「かしこまりました。あとはお任せくださいませ。」 と八重の思いを受けとめました。 ![]() 一方、湯河原の土肥実平のところに来た義時は、朝湯を頼朝と共にして、姉・政子を どうするつもりなのかと問い、さらに北条から出ていって欲しいと本音を伝えます。 そんな義時に頼朝は「伊豆に流され自分を気遣ってくれる者はいるが、自分は一人だ。 いざという時に力になってくれる後盾がいない。それを伊東の館で期待したが考えが 甘かった。そこに北条が現れた。自分には挙兵して平家を倒したい悲願がある。しかし 時がない。北条の婿となり北条を後盾としたい。」と本心を語りました。 思いがけない展開となり茫然とする義時に頼朝は他言無用と念を押し、そして義時を “弟”と呼び、義時もそんな頼朝の思いに応える決意をしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 18, 2022 11:22:10 PM
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