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April 2, 2024
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カテゴリ:気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

このドラマは主人公は後に紫式部となる吉高由里子さん
ですが、吉高さんがまだ「まひろ」のうちは、メインは 
藤原兼家(段田安則さん)と3人の息子たちの動きだと
思って視聴しています。

長男・藤原道隆(井浦新さん)と次男・藤原道兼(玉置
玲央さん)の本人同士、そして妻子を含めた家族同士の
対比に興味が湧いてきます。

内面は冷徹だろうけど人当たりの良い道隆と、実務的な
力はあるのに人気のない道兼。
与えられた地位と家族の皆がそれぞれに持つ高い能力で、
いつも自信にあふれて明るい道隆一家。
働きの割には父からの評価が低くて悔しくて、兄より
上に立とうと躍起になるものの、元からの卑屈な性格も
あって妻子にプレッシャーをかけてしまい、どこか暗く
なってしまう道兼一家。

でもそんな兄たちをよそに、仕事の面ではブレずに己の
考えに忠実であろうとして、会議の場でも上役に臆せず
意見が言える藤原道長(柄本佑さん)がいて、この先の
ことを想像できる面白い設定だなと思っています。
(もっとも私的な心の中はブレまくりにようですが)

でもドラマの終盤で、老いて呆けたと思った兼家が道長に
対して、しっかりした態度で父としての考えを伝えました。
道長の甘さを指摘し、この先に道長が守るべきものとその
理由をちゃんと説明しました。

そしてさらに「その考えを引き継げる者だけがわしの後継
だと思え。」ーー兄たちと違い道長は自分が父の後継者に
なりたいなんて一言も言ってないのだけど、兼家は道長に
強くそう言いました。

これは晴明から「答えは自分の心の中に既にあり、それが
正しい。」と兼家が言われたことの、兼家が心の奥で直感
して涙して得たことの答えなのでしょうか。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


永祚2年(990)正月、一条天皇は摂政の藤原兼家の加冠により元服し、兼家は
政権の頂点に、そして息子たちを瞬く間に昇進させて政権の中枢に置きました。
兼家の長男の藤原道隆(井浦新さん)の中関白家には、学問・音楽・武芸など
何をやっても他者より秀でた嫡男の藤原伊周(三浦翔平さん)と、優秀な息子が
可愛くて仕方がない道隆の妻・高階貴子(板谷由夏さん)、伊周の弟の藤原隆家、
そして間もなく一条天皇に入内する娘の藤原定子(高畑充希さん)がいました。
明るく聡明な定子は入内した後には、元服したとはいえまだ幼い帝(一条天皇)
と打ち解けるよう工夫をこらし、帝の心を掴もうと努力してしました。



一方、一条天皇を即位させるために父・兼家の命ずるままに兄弟の中では誰よりも
働いたと自負する藤原道兼(玉置玲央さん)でしたが、兄・道隆よりも下にいる
ことが常に不満でした。
道兼はその苛立ちを娘の藤原尊子(愛由ちゃん)をいずれ帝に入内させることに
かけていて、尊子が定子よりも先に皇子を産めばとまで考えていました。
道兼の妻・藤原繁子(山田キヌヲさん)はそんな夫に、自身の栄達も大事だけど
尊子の幸せも考えてほしいと訴え、また尊子も父が自分に向ける強すぎる期待に
恐れを感じて返事もできませんでした。



まひろ(吉高由里子さん)が市場に買い物に出たある日のこと、男の怒号と女が
言い争う声が聞こえてきたのでその場に行ってみると、3人の子供が縄で縛られ
連れていかれるところでした。
人買いの男が示す証文には確かに子供一人を布1反で売ると書いてあり、文字が
読めずに人買いの嘘を信じてしまった貧しい女は、3人の我が子を人買いに渡さ
ざるを得なくなりました。
「文字が読めたらこんな不幸は起こらない。文字を教えたい。一人でも二人でも。」
ーーそう考えたまひろは従者の乙丸(矢部太郎さん)に頼んで、人が大勢集まる
場所で文字が読める嬉しさを伝える芝居を始めました。



行きかう人のほとんどはまひろと乙丸の芝居を怪訝そうに見ているだけでした。
でも、たね(竹澤咲子ちゃん)という少女だけは文字に興味を持ち、嬉しそうに
まひろから文字を教わっていました。
いつしかたねはまひろの家に来てもっと文字を教わるようになり、喜んで教える
まひろと一生懸命に学ぶたねの姿を、乙丸は温かく見守っていました。
ただまひろの父・藤原為時が職を失って4年がたち生活はますます苦しいのに、
まひろが一文にもならないことをやって喜んでいるので、為時に仕えるいとは
苦々しく思っていました。



この頃の朝廷では、尾張国郡司百姓等解文をはじめ地方の人々が国司の横暴を
訴える上訴が相次いでいました。
左大臣の源雅信(益岡徹さん)は国司たちがこのように勝手に重税を民に課して
いるのかと気にしていましたが、内大臣の藤原道隆は、これらの訴状をいちいち
取り上げていてはきりがない、そこら中の民が都に来て訴えるようになる、全て
却下すべきと意見し、他の高官たちも道隆に賛同しました。
しかし道隆の弟の藤原道長(柄本佑さん)は、遠方より都まで出てきて上訴する
民には切実な思いがある、民なくば我々貴族の暮らしもない、と反論しました。
その道長の政への姿勢を藤原実資は感心して見守っていました。
雅信は摂政の藤原兼家(段田安則さん)に意見を求めましたが、兼家は議題から
離れたおかしなことを言いだして、その場の一同を唖然とさせました。



父・兼家の老いと呆けが誰の目にも明らかになってきて、次男の道兼は父に早く
自分を後継者にしてもらわなければと焦っていました。
長男の道隆も、父はこの夏には世を去るだろう、その時には次は自分が摂政に
と読んでいて、妻の高階貴子にも心づもりをしておくように言いました。
一方、亡き父・太政大臣の藤原頼忠から、道隆ではなく道兼につくよう言われ
ている藤原公任(町田啓太さん)は、道兼に取り入っていました。
道兼は公任に、蔵人頭の立場を利用して父・兼家の様子を逐一自分に知らせる
よう命じ、自分が父の後継者になった際には公任の出世を約束しました。



さて、思いを寄せる道長を婿に迎えることができた左大臣・雅信の一の姫・源倫子
(黒木華さん)は道長との間に一の姫の彰子をもうけていました。
御所の勤めから戻った道長が物憂げな顔をしているのでどうしたのかと倫子が
尋ねると、道長は父・兼家の様子がおかしいことを話しました。
でも倫子は、それは兼家の老いであろう、自分の父・雅信もすっかり老いたが
そんな父も愛おしい、ここまで一生懸命に働いてきたのだ、と語りました。
そう聞いた道長は、父も長い闘いを生き抜いてきた、(孫の一人の)帝が即位
して(もう一人の孫の)定子が入内したから気が抜けたのかも、と考えました。
「お優しくしてあげてください。」ーー道長は倫子の言葉を受け入れました。



さて、まひろの家には親戚の藤原宣孝(佐々木蔵之介さん)が来ていて、この格好で
御嶽詣でをしてきたと、土産話で盛り上がっていました。
そして宣孝はまひろにまた縁談を持ってきたのですが、まひろは今は結婚など
考えていない、収入にはならないけど子供に読み書きを教えていてやりがいを
感じて楽しいと答え、宣孝はそんなまひろを興味深く見ていました。
一方でまひろの父・藤原為時(岸谷五朗さん)には、摂政・兼家の加減が悪い、
兼家が生きているうちは為時は官職を得られないがもしかしたら近いうちに、
と情報を提供して宣孝は去っていきました。



この頃、道長の妾である源明子(瀧内公美さん)が道長の子を宿していて、でも
めでたいことなのに笑顔のない明子を、道長は優しく受け止めていました。
その明子が突然、父・兼家の見舞いに行きたいと言い出し、道長は明子を父の
元に連れていきました。
兼家は明子にとって父・源高明を陰謀で失脚させた(安和の変)仇なのですが、
兼家は明子のことも明子の父とのことも全くわからない状態でした。
父の復讐を固く誓う明子は兼家の機嫌をとって扇子を手に入れ、扇子を使って
兼家の呪詛をはじめました。
兄の源俊賢は(兼家の孫を身ごもっている)明子をたしなめましたが、明子は
復讐をやり遂げる決意でした。



明子の呪詛のせいか兼家は夢でうなされるようになり、時には幻覚も見るように
なって自分の先が長くないと感じたのか、陰陽師の安倍晴明を呼び出しました。
兼家は自分の寿命があとどれくらいか、自分の後継者は誰なのかと問いました。
しかし晴明はどちらもはっきりと答えは言わずに、答えは兼家の心の中に既に
ありそれが正しいとだけ言い、兼家はなぜか涙しました。
父の病状を案じて道長が声をかけた時、兼家は道長に語りました。
「民をおもねるようなことだけはするな。お前が守るべきは家の存続だ。人は
皆死ねば土に還る。栄光も誉れも死ぬが家は生き続けるのだ。家のために成す
ことが政だ。その考えを引き継げる者だけがわしの後継だと思え。」
老いた父がしっかりとした口調で、全身全霊を注いで自分に伝えたかのような
言葉を、道長は深く胸に刻みました。



ところでまひろですが、この頃には本当に生活に困っていて、その事を学びの
会の時に聞きつけた倫子が自分の家で働かないかとまひろを誘いました。
しかし倫子の屋敷は(倫子はまだ知らないけど)まひろがかつて愛した道長が
婿として住む家です。
まひろは倫子の心遣いを嬉しく思いつつも、倫子の申し出を断りました。
ただこの折に倫子が道長の文箱から気になるものを見つけたと言ってまひろに
漢詩の文を見せたのですが、それは4年前にまひろが道長に送ったものでした。
漢詩は男が使うものだけどこれはどうも女文字、もしかしたら明子女王が?と
倫子は考えを巡らせてしまい、さらには4年前に初めて道長と結ばれた折にも
自分とは文のやり取りもなかったと、倫子は寂しげでした。
しかしまひろにとっても、4年前に別れたあの直後に道長はここに来たことと、
道長の子が目の前にいて倫子が道長の話をしたがるのは辛いものでした。
まひろが倫子に断って帰ろうとした時、廊下で道長と再会し……。





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Last updated  April 2, 2024 11:25:10 PM


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