名脇役といえば、時代劇の斬られ役で有名な福本清三さん、「ドラえもん」のジャイアン、ぐつぐつお鍋にポン酢(え)などなどたくさんいますが、トラキチなうちは、やっぱり野球関係の方を思い出してしまいます。その方は現役時代は、ノムさんが兼任監督をしていた頃の南海や中日、阪神などで活躍し、引退された後は中日、阪神のコーチとしてチームを支えられました。星野仙一さんとずっと二人三脚で、ドラゴンズ、タイガース両チームの優勝に貢献。 名参謀と呼ばれ、この方がコーチをされてた時には、阪神は一度も最下位になったことがありませんでした。 縁の下の力持ち、島野育夫さん。昨年12月に残念ながら亡くなられてしまいました・・・亡くなる直前までずっと、阪神のこと、野球界のことを気にかけられておられたとか。絆の深い星野さんの追悼の言葉、「また一緒に野球をしよう。あの世でチームを作っておいてくれよ」には、うちも涙がじわりでした・・・。 3月には追悼試合が行なわれ、アニキこと金本選手のHRが天国に向かって飛びました。深い愛で選手を見守ってくれた島野さん。 野球界に残してくれたものは計り知れないと思います。 いよいよセ・リーグ開幕です。阪神には優勝して、日本一になってもらって、天国の島野さんを喜ばせてほしいと切に願うクッチーです。 今日のちりとてちん。 「毎日続けるゆうことは、それだけですごいことやで」(熊五郎) ひぐらし亭がついにオープン。かつての三味線ライブのように、照明係をすることになる喜代美ちゃんですが・・・
二十歳
ひぐらし亭オープン当日。準備に忙しい皆だが、喜代美は体を気遣われて手持ち無沙汰。そんな中、照明のバイトとして草原の息子、颯太が手伝いにやってくる。14年ぶり、二十歳に成長した颯太くんが登場です。
中村大輝くんが演じていました~。彼は知る人ぞ知るNHK教育のドラマ「料理少年Kタロー」(2001年)で主演していた子です。
て、もう二十歳ぐらいなのね~?大きくなりましたね~~~!しかも声変わりしてる~♪と、中村くんの成長を颯太君の成長と重ねあわせて見てしまいました。その颯太君は大学で論理学を専攻しているという、かなり優秀な学生のようです。でも言葉をかむ癖と体形、そして性格も父親譲り。気さくで優しい感じの好青年でした。 名脇役「寝床」で出来上がった仕出し弁当を、皆に配る手伝いをする喜代美。
豪華な弁当に感心し、熊五郎に自分の学生時代の弁当の地味さを語るが・・・若狭塗り箸付きの豪華弁当をうらやむ喜代美ちゃん。まだ茶色いお弁当にトラウマが^^;
一日だけのご馳走だったらどんなにでも豪華に作れるけれど、毎日毎日、
子供のために作るお弁当はそうはいかない。「毎日続けるゆうことはそれだけですごいことなんやで」(熊五郎)
そしてその直後、師匠のお弁当にお箸を付け忘れてしまった喜代美ちゃんを、糸子母さんがさすがの含蓄でフォロー。「お箸は食卓の脇役や。どんなごちそうが並んどってもお箸がないと食べられん。
お箸はなくてはならん、名脇役なんやて」(糸子)
茶色いお弁当、名脇役、母のフォロー・・・少しずつじわじわと、地味ながらも縁の下からしっかりと家族を支える、
「主婦」という存在がクローズアップされているような・・・
これから喜代美ちゃんが選ぶことになる道が、かなり明確に示されているなぁと思いました。落語家と同時におかみさん、そして母と三役を同時にこなすことは、真面目一本で不器用な彼女には無理なのかもしれませんね・・・。 人を輝かせる人会場は磯七も東京からかけつけての満員御礼。颯太の申し出で、オープニングの照明をやらせてもらえることになった喜代美は、徒然亭一門によるの口上で兄弟たちにスポットライトを当てる・・・。ラスト間近であのトラウマと全く同じシチュエーションをもってくるのが見事です。三味線ライブのA子ちゃんたち5人と同じ人数で、黒い紋付で一列に座す徒然亭一門。 「底抜け」(小草若)や、「頭の悪い連中」(四草)など、それぞれの口癖や魅力を駆使して、ひぐらしの名の由来や抱負を述べました。(鞍馬会長が小草若ちゃんの底抜け炸裂にむちゃ嬉しそうだったのが印象的でした。)そして喜代美ちゃんが述べるはずだったパートは、小草々くんが代りに。「このひぐらし亭は、若狭塗り箸をシンボルにしています。幾重にも模様や漆を塗り重ねる若狭塗り箸のように、私ども噺家も稽古を積み重ね、高座を積み重ね、口演を積み重ねて精進していくつもりでございます。」(小草々)そんな一門の一人ひとりの顔をライトで輝かせているうちに喜代美ちゃんは・・・ 「主役になるゆうのは舞台の真ん中に立って、スポットライト浴びるゆうことやと思うとるんけ。人にライト当てるゆうのは、素敵な仕事やな」(順子)
第97回の順子ちゃんの言葉、やはり思い出してくれました~。 そしてその視線の先には、糸子母さんの笑顔・・・。お母ちゃんみたくなりたくない、と言って家を飛び出した喜代美ちゃんをいつも支え、助け、守ってくれた糸子母さん。ちりとてちん全編を通して母の偉大さ、主婦という存在の素晴らしさをずっと体現し続けていた彼女のように、喜代美ちゃんにも大事な人を輝かせたい、家族を支えたいという思いが、沸き起こってきたのかな。おかみさんという擬似親体験では得られなかった本当の母性が、芽生えはじめたのかもしれませんね。自分の親と同じ立場になることで、初めて分かる親の心、というか・・・母になることで悟るものは多いですね・・・。 自分でも掴みきれない思いがこみ上げてきていました(ナレ) いつものようにうまく言葉にできないようだけれど、喜代美ちゃんはついに、人を輝かせることでの喜びに気づいたようです。 明日は・・・予告で言ってた最後の高座? ☆☆☆☆☆ちりとてちん第149回 名脇役 ☆☆☆☆☆
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Almada
野球観戦に命をかける観葉植物クッチーに、ちびっ子チサゴン来襲!危うしクッチー!
今宵のチャンネル権争奪はどうなるのか?!
マンガや日記でお送りする育児奮闘記。
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