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カテゴリ:悪性リンパ腫
分子標的薬(ぶんしひょうてきやく) 体内の特定の分子を狙い撃ちし、その機能を抑(おさ)えることによってより安全に、より有効に病気を治療する目的で開発されたくすりです。 「分子標的薬」は、病気の細胞(がん細胞など)の表面にあるたんぱく質や遺伝子をターゲットとして効率よく攻撃するくすりとして注目されています。「抗体(こうたい)医薬」(Q49参照)には、分子標的薬に分類されるものもあります。現在では、低分子化合物のくすりも含め、10種類以上の分子標的薬が使用されています。 がんの治療薬を例にとりますと、抗がん薬の多くは、がん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃してしまうので、重い副作用を発現させることも少なくありません。従来はがん細胞を死滅させる作用によって治療の効果を得てきましたが、近年、がんに関する研究が進み、がん細胞が増殖や転移をするのは、異常な遺伝子からできた物質が悪さをしているためであることがわかりました。つまり、悪さをする物質の働きを抑(おさ)えることができるなら、がん細胞の増殖や転移が抑えられるはずです。 参照:製薬協
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最終更新日
2018.04.01 20:30:16
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