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Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2004/12/23
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カテゴリ:ピアノ&ギター
 ビートルズのポールがピアノへのきっかけを作ってくれたとしたら、育ててくれたのは、エルトン・ジョンとビリー・ジョエルだ。ビートルズの後、弾き語りに取り組んだのはまず、エルトン・ジョンの曲だった。

 エルトンは、シンガー・ソングライターの中で、ピアノの弾き語りという分野を確立した、おそらく最初のアーティストに違いない。デビューまもない1970年にリリースした「Your Song」は大ヒットし、30年以上経った今、20世紀のスタンダード曲の一つとなった。独特の旋律の伴奏を伴った美しいメロディーは、今も輝きを失わない。Elton John & Billy Joel

 僕が曲のコピーを始めたころは、まだ楽譜(ピアノ譜)が発売されていなかった。しばらくして輸入楽譜が手に入ったが、なぜか譜面はレコードの伴奏と微妙に違った。プロ・ミュージシャンだった知り合いに、レコードからの採譜を頼んで、ようやく本物に近い伴奏になった。

 「Your Song」は、今でもピアノBARでの弾き語りなどで、一番よく歌う僕の愛唱歌。「Rocket Man」や「Daniel」「Candle In The Wind」も好きだが、やはりエルトンは「Your Song」に尽きる。

 一方のビリー・ジョエルも、弾き語りに向いた素敵な曲が多い。なかでも、僕が一番好きなのは「Honesty」。歌のキーとしては「New York State of Mind」の方が合っていて、こちらの方が比較的うまく歌えるのだが、やはり、「Honesty」や「Just The Way You Are」をリクエストされることの方が多い。

 その二人が1998年春、「Face To Face Tour」と銘打って、一緒に来日した(写真左上は、ツアー・パンフの表紙)。僕も当然、聴きに行った。会場は大阪ドーム。第1部のステージには、2台のグランドピアノだけが、向い合わせに置かれていた。ビリーが「Your Song」を、エルトンが「Honesty」をと、お互いの持ち歌をうたい合うという、とても粋なオープニング。

 そして、2部、3部はビリーとエルトンが別々に演奏。最後はアンコールで、ビリーの名曲「Piano Man」を、二人が2台のピアノでかけ合いで弾き、歌ったが、この時の「Pinao Man」の自由奔放な素晴らしさは、ちょっと言葉で言い表せない。

 エルトンはそのとき51歳、ビリーは49歳。中年になって、二人とも立派なお腹をしていたが、やはりピアノも歌も素敵だった。僕は至福の時間に酔うとともに、ピアノと僕をさらに近づけてくれたステージの二人に感謝していた。





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Last updated  2021/06/05 12:52:11 PM
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うらんかんろ

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kopn0822@ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン)@ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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